「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い

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「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569817293
  • NDC分類 333
  • Cコード C0034

出版社内容情報

人間が頭で考えることで、世の中の景気が操作できるのか? 経済学の中心命題に、人気のアナリストが鋭く斬り込む。

内容説明

あらゆる経済政策は有害か、無益だ!アベノミクスが失敗することは、歴史を見れば明らかである。該博な知識と豊富なデータから、庶民を惑わすエリートたちの大罪を暴き出す。

目次

序章 金融危機は防げないし、防ぐべきでもない
第1章 インフレと寡占化は一般大衆の敵
第2章 経済学者は、現代の錬金術師・占星術師?
第3章 政策にはネガティブバイアスがかかっている
第4章 相場師の論理と消費者の論理―マネタリズムの落とし穴
第5章 産業政策の不毛性
第6章 そして真打、ケインズ政策と公共事業

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社などでアナリストを務める。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mit

6
ツッコミどころ満載で、文章に品がなく、読むとイライラするけれど、一理ある面も:中央銀行や政府の今の金融政策は無意味かつ有害で、歴史的にデフレこそ平和で繁栄の時代だった。景気変動に介入する必要はなく、銀行が破綻しても放置すれば自然な経済均衡に落ち着く。インフレは戦時需要や金持ちが儲かるためのもので、インフレ誘導は実体経済から遊離し、バブルとその破綻を引き起こす。アメリカでは企業の寡占化が進んでおり、自由競争から遠ざかった不公平な社会が実現しつつある。現代の錬金術師である経済学者は、悪気がない分有害である。2014/06/24

まゆまゆ

1
市場が参加する人の思惑で動く以上、景気循環を避ける手段など存在しない。逆に循環を妨げているのが経済政策、金融政策である。……うーん、だからといってなにもしないことが最善と言いきれるのはどうかと思うけど。企業の利益率が低い方が社会が豊かであり、高いと貧富の差が激しい、との指摘には一理あるように感じる。2014/08/19

ボビーN

0
面白いのだが、そこまでどんな政策にも意味がない、と言い切れるのだろうか。2015/05/10

arinoko1979

0
結構なボリュームの本なので要点をまとめるのは難しいですが「あらゆる経済政策は有害か無益だ」と主張したいようです。またデフレ肯定論(p24)も述べています。このように通常の経済学とは違う考え方を述べられています。 私にはその是非がわかりませんが、いろいろな視点の考え方を得るという意味で手にとって読んでおくと良いと思います。 2014/06/21

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