出版社内容情報
本当の幸せを手に入れようと思うなら、欲張らない、持ちすぎない――。のんびり、ゆったり生きるためのヒントを与えてくれる仏教の教え。
【著者紹介】
著述家
目次
第1章 「あきらめ」のすすめ(あきらめ―ものごとの本質を明らかにする;空―ゴム紐で測る欲望にはこだわらない ほか)
第2章 希望を持つな(唯我独尊―欲望を否定すれば自由になれる;ご利益―神仏を信ずることが「救い・よろこび」 ほか)
第3章 「いいかげん」のすすめ(中道―努力も怠惰も「いいかげん」が大切;平常心―いざというときのために平生を大切にしておく ほか)
第4章 「ご縁」を大切に(縁―人間は不完全。補いあって生きてゆこう;〓(そっ)啄同時―相手と呼吸がぴったり合うのは大事。だが気楽に考えよう ほか)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。65年から85年まで、気象大学校教授を務める。膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く語り口は、年齢・性別を超えて好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
82
愛蔵版と書かれているだけあって、今までひろさちやさんが、別の著書で話された内容もでてきます。まえがきには、『人生はあきらめるとうまくいく』でも登場した、99頭の牛の話がでてきます。貧しいけれど幸せな男と金持ちだけど不幸せな男のどちらがよいかと、問いかけるお話です。ここでは、仏教の教えから、がんばらないで、のんびり、ゆったりとした本物の喜びを攫むための方法を教えてくれます。この本を読んでいると、どんどん不要なものを手放して、こころを楽にしていこうと思えるようになるんですよね。2015/05/24
かおりんご
37
読み友さんのレビューより。最近坐禅会に行ったり、般若心経に興味をもったりしたので、気になって読みました。中道って難しいですが、取り入れたい試みです。何物にも惑わされず、あるべきところにどしっと構える。イライラしない方法を教えてくれるわけではないので、How to本とは違うかな。仏陀の教えが凝縮された一冊です。2015/05/28
MINA
22
数年前から何となく著者の本を手に取ってしまう。ただ、熱心な仏教徒な余りちょっと現実から乖離してるというか極論の節がある部分は、共感出来ないのが多々あるけれども。でも、考え方としてはそれなりに好きかな。仏さまがどうとか、そゆのは正直興味無いんだけど。。。神様仏様を宗教レベルで信仰してる訳じゃないからね。「たいていの心配事は、心配したってどうにもならない。いっそあきらめて、のんびりすればよい/欲望を少なくすれば、心の安定が手に入る/到達することはない、それでも理想に向かって進む/こころのゆとりが大事」2014/03/13
左端の美人
13
「欲望は充足されればされるほど強まる。欲望を少なくすることで、こころの安定は手に入る」人間の欲望を測る尺度はゴム紐である。詰め込めば詰め込むほどどんどん伸びてしまう。自らの欲望を少なくし、いま与えられているもので満足する少欲知足。懺悔、10代~20代前半は欲望しかなかったように思う。自分に最低限必要なものだけを感謝していただくことを意識して生活したい。2015/09/04
左端の美人
7
再読すると、ハッとしたことが多かったです。「正義にこだわると魔類になる。やさしい言葉が大切」。「弱い自分を自覚し、生かされている自分を知る」実践できなくても、まず仏教の教えがどういうものであるかを知ることが大事です。2015/07/07
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