出版社内容情報
古代より日本は中国に近付くと失敗し、距離を置くと繁栄した。その法則の原理を歴史的な視点から解明し、安倍政権がとるべき道を提言。
【著者紹介】
現代中国評論家
内容説明
政権奪取後、「東アジア共同体構想」を謳った民主党は逆に領土問題を激化させた。一方で第二次安倍政権は中国との距離を保ちつつ、着々と外交的成果を挙げでいる。なぜ「日中友好」を掲げた政権のほうが関係を悪化させたのか。弥生時代から近現代までの日中関係史を解析しながら本書が導き出すのは、彼の国に近づいたときに日本は失敗し、離れたときにうまくいくという驚くべき結論だ。ならばわが国は、鈍化する経済成長と並行してナショナリズムへ走る巨大国家にどう向き合うべきか。政治・経済・歴史の知見を総動員して描かれるかつてない日中関係論。
目次
序章 安倍外交が示唆する「国民的常識」の過ち
第1章 なぜ平安・江戸時代は繁栄を極めたのか
第2章 「赤い夕日の満洲」がもたらした日本の破滅
第3章 靖国参拝中止から始まった戦後の外交敗北
第4章 ウルトラ・ナショナリズムに走る習近平政権
終章 二十一世紀の「新・脱亜入欧戦略」を構築せよ
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年中国四川省成都市生まれ。幼少期に両親が勤務先の大学から追放され、農場に下放される。80年北京大学哲学部に入学後、毛沢東暴政の再来を防ぐため、中国民主化運動に傾倒。84年北京大学を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年に留学のため来日。95年神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)の刊行以来、在日中国人として日中問題・中国問題を中心とした評論活動に入る。07年に日本国籍を取得。08年4月拓殖大学客員教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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