出版社内容情報
幻の技“空気投”を編み出したことで知られる柔道家・三船久蔵。「柔道の神様」とよばれた男の、波乱に満ちた生涯を描いた長編小説。
【著者紹介】
作家
内容説明
体重別階級のない時代―身長159センチ、体重56キロ、それでも百戦百勝。岩手県久慈出身の柔道家の、破天荒な生涯を描く長編小説。
著者等紹介
嶋津義忠[シマズヨシタダ]
1936年、大阪生まれ。59年、京都大学文学部卒業。産経新聞入社。化学会社代表取締役社長を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punyupunyu
7
三船久蔵の伝記的小説でした。講道館柔道の創始者・嘉納治五郎や、鬼横山・横山作次郎、山嵐の西郷四郎の話を読んだことがあります。彼らに劣らず、柔道の創成期以降を支えた素晴らしい柔道家でした。数々の技を生み出し、柔道の理念を一段階深めた三船久蔵の生き方は、芯が通っていてかつ合理的なものだったと思います。さすが「十段」です。柔道の十段は赤帯を締めると聞いたことがありますが、本当でしょうか・・・。2014/07/27
けじ
2
三船久蔵十段の「偉人伝」、というよりも「青春記」。嘉納治五郎から現在の柔道につながる時代の空気がうかがえて興味深かった。2014/01/03
ケロたん
1
小さい時から血の気が多い子供が武道に目覚めるのは定番(史実でも)。木村政彦に比べて生真面目な方。でも、人に慕われる人格者でもあったんですね。2013/11/11
みやさん
0
面白かった。努力、工夫、そして想いの人だ2015/11/14
matsu0310
0
☆☆☆2014/10/18