日本統治時代の台湾―写真とエピソードで綴る1895~1945

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569814490
  • NDC分類 222.406
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本統治時代を経験した台湾人への聞き取り、当時の新聞、写真、広告などから、この時代の市民生活の実態を生き生きと描き出す。

内容説明

台湾が日本だった時代。祖父母の世代はどんな暮らしをし、どんな感情を抱いていたのか?戦後生まれの女性コラムニストが答えを求めて発掘した歴史の真実。心中事件からブーム、民主運動まで、あの時代の“空気”が鮮やかに甦る。台湾で出版されるや大反響を呼び、「金鼎奨」(台湾政府出版賞)を受賞した話題作、待望の邦訳!

目次

第1章 日本統治時代の台湾とその人びと(ひとりひとりに刻まれた“時代”をさがして;走れ!林さん;台湾一の大富豪・王永慶の二百円 ほか)
第2章 モダニズム台湾の事件簿(美しい「乱愛」;美麗島心中;少年たちはエレガを愛す ほか)
第3章 東京でさがす台湾史(東京駅に響いた「民主」の雄叫び;早稲田の喫茶店で見つけた台湾民主運動の痕跡;林献堂と松泉閣「裸踊り」のなぞ ほか)

著者等紹介

陳柔縉[チェンロウジン]
1964年、台湾・雲林生まれ。台湾大学法学部卒業。聯合報(日刊紙)政治部記者、新新聞(週刊雑誌)記者を経て、現在コラムニスト。日本統治時代の台湾を今に伝える第一人者。オーラルヒストリーの好手でもある。代表作に『台灣西方文明初體驗(台湾西洋文明事始め)』(2005年、聯合報「読書人」年間最優秀賞)、聞き書きに『国際広報官張超英―台北・宮前町九十番地を出て』(2006年、中国時報「十大好書」入選。邦訳・まどか出版)等

天野健太郎[アマノケンタロウ]
1971年、愛知県三河生まれ。京都府立大学文学部国中文専攻卒業。2000年より国立台湾師範大学国語中心、国立北京語言大学人文学院へ留学。帰国後は中国語翻訳、会議通訳者。聞文堂LLC代表。台湾書籍を日本語で紹介するサイト「もっと台湾」主宰。俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Fumi Kawahara

2
「世界最悪の植民地支配を受けた」と、韓国側が言うのなら、いっちょその「世界最悪」を見てみようじゃありませんか(・ω・)まずは、植民地経験の先輩である台湾から。市民生活は平穏&素朴。「法治」は「こうしたらこういう罰がくる」を明確にしているから、反政府運動もテロ活動からロビー活動に移行。そして、思いがけずも、台湾人が見た終戦直後GHQ統治下の東京の姿を知る。まぁ、電車での「連合国軍専用」区分は、そりゃ日本人と一緒に乗りたくはないでしょう。満員電車から死体となって降りることになるかもしれない恐怖があるしw2014/09/23

ふうこ

2
日本統治時代の台湾の人々の生活が綴られています。煙草工場の女工員たちへのアンケート結果が面白かったです。現代の人物で一番偉いと思う人の結果に、当時の素朴な人々の日常が垣間見れたような気がしました。訳者のあとがきも意味深く感じました。2014/08/09

フジケン[海イセ]

2
当時の新聞記事からあえて細々とした日常を切り出して紹介しており、当時の台湾人の生活や考えが垣間見える一冊。通常の歴史本からは読み取れない台湾が見えてくる。2014/06/20

寝なきゃ

0
一見親日的だが、実は反日という見飽きた台湾の中途半端なスタンスで書かれている。不愉快に成る事があるので本当のことを知っているひとは読まない方が良い。2015/11/08

sakizo

0
今年の1冊目は、やっぱりコレかな。台湾楽しかったな〜。また行きたいな〜♡2015/01/04

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