出版社内容情報
日本統治時代を経験した台湾人への聞き取り、当時の新聞、写真、広告などから、この時代の市民生活の実態を生き生きと描き出す。
内容説明
台湾が日本だった時代。祖父母の世代はどんな暮らしをし、どんな感情を抱いていたのか?戦後生まれの女性コラムニストが答えを求めて発掘した歴史の真実。心中事件からブーム、民主運動まで、あの時代の“空気”が鮮やかに甦る。台湾で出版されるや大反響を呼び、「金鼎奨」(台湾政府出版賞)を受賞した話題作、待望の邦訳!
目次
第1章 日本統治時代の台湾とその人びと(ひとりひとりに刻まれた“時代”をさがして;走れ!林さん;台湾一の大富豪・王永慶の二百円 ほか)
第2章 モダニズム台湾の事件簿(美しい「乱愛」;美麗島心中;少年たちはエレガを愛す ほか)
第3章 東京でさがす台湾史(東京駅に響いた「民主」の雄叫び;早稲田の喫茶店で見つけた台湾民主運動の痕跡;林献堂と松泉閣「裸踊り」のなぞ ほか)
著者等紹介
陳柔縉[チェンロウジン]
1964年、台湾・雲林生まれ。台湾大学法学部卒業。聯合報(日刊紙)政治部記者、新新聞(週刊雑誌)記者を経て、現在コラムニスト。日本統治時代の台湾を今に伝える第一人者。オーラルヒストリーの好手でもある。代表作に『台灣西方文明初體驗(台湾西洋文明事始め)』(2005年、聯合報「読書人」年間最優秀賞)、聞き書きに『国際広報官張超英―台北・宮前町九十番地を出て』(2006年、中国時報「十大好書」入選。邦訳・まどか出版)等
天野健太郎[アマノケンタロウ]
1971年、愛知県三河生まれ。京都府立大学文学部国中文専攻卒業。2000年より国立台湾師範大学国語中心、国立北京語言大学人文学院へ留学。帰国後は中国語翻訳、会議通訳者。聞文堂LLC代表。台湾書籍を日本語で紹介するサイト「もっと台湾」主宰。俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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