PHPビジネス新書<br> 円安幻想―ドルにふりまわされないために

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円安幻想―ドルにふりまわされないために

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569814445
  • NDC分類 337.21
  • Cコード C1234

出版社内容情報

円安は、そもそも私たちにとってプラスなのか? 信用力あるわが通貨の歴史をたどり、アベノミクスを断罪。はたして円はどこへ行く?

【著者紹介】
同志社大学大学院ビジネス研究科教授

内容説明

1ドル=50円。それが本来あるべき姿。円の信用力は日本人が思っている以上に絶大なのだから。ところが私たちは、いつの間にか「円高=悪」と洗脳されていないだろうか。自国通貨の価値が下がって喜ぶ不思議な体質。そもそも円安は、日本経済にとってほんとうにプラスなのか?暮らしはラクになるのか?通貨安は世界経済の力学を無視し、日本の競争力を貶める自殺行為―あらためて円の歴史をたどりながら、この「不条理な円安」の行き着く先を占う。

目次

第1章 私たちをふりまわすのはドルじゃない!?(円の価値はYENが決める;円の値段はホントはいくら?)
第2章 「インフレ狂騒曲」はくりかえす(陰陽道と通貨の共通点;通貨が生まれ、インフレも生まれた;「借り物通貨」を選んだ日本人のユニークな実利主義;大江戸「インフレ顛末記」)
第3章 信用できる通貨に向かって(黒船に押しつけられた最大の不平等;紙幣はなぜ信用できるのか;日本銀行の誕生)
第4章 「円高アレルギー」の原点(金本位制終焉物語;ハイパーインフレの末路;ついに来た1ドル=三六〇円時代;日本の「大人になりたくない症候群」;御足の具合はいかがでしょうか?)
終章 通貨は武器ではない―あとがきに代えて

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。一橋大学経済学部卒業後、三菱総合研究所に入社。90年に創設されたロンドン駐在事務所の初代所長に就任、98年には女性初の経済調査部長となる。2002年より現職。専門はマクロ経済分析、国際経済。長年の調査で鍛えられた分析眼には定評があり、その明快な語り口から多くのメディアで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

9
通貨を武器としてはいけない。通貨の安定性を重視する立場からの一つの見解。あまりに円安思考が強過ぎ、マイナス金利、国債大量購入等、無理に無理を重ねているように見える現状を鑑みれば、見るべき重要な意見だというべき。2016/03/19

Kenji Ogawa

0
円高論者の言い訳2014/04/07

ind

0
日本の通貨の歴史を概観して、戦後日本が円安の恩恵を受け、躍進した事が未だに円安信仰に繋がっていると批判しています。成熟した資本主義国家である日本の経済政策として、円安に導く政策は財政破たんの道に繋がる。社会保障を充実させ、内需を高め、輸出に頼らない構造が大切ではないのかって思いました。2014/02/22

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