PHP新書<br> 原発の正しい「やめさせ方」

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原発の正しい「やめさせ方」

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569813349
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0230

出版社内容情報

「原発安楽死論」とは何か。元資源エネルギー庁、電力の裏の裏まで知り尽くした著者が語る、最速の脱原発論。

【著者紹介】
東京財団上席研究員

内容説明

原発推進派・反対派の双方から多数のバッシングを受ける著者はある時、過激な推進派と過剰な反対派の間に共通点を見出した。それは、「すべての課題をテーブルに載せずして『稼働だ』『反対だ』と叫び、相手からの鋭いツッコミには返す言葉を持たない」ということ。本書は、原発にまつわるすべての課題をテーブルに載せることを目指し、様々な視点から客観的に、冷静にこの問題を考察する。将来的には脱原発する運命にある日本が選択すべき現実的な道とは―?資源エネルギー庁にいた著者が独自の「原発安楽死論」を展開する。

目次

第1章 消費税増税分がみる間に吹っ飛ぶ(悪夢のシナリオ;一日一〇〇億円超の国富流出、その仕組み ほか)
第2章 原子力規制委員会のナンセンス(国家破綻前の停滞;活断層狩り ほか)
第3章 中国、韓国が小躍りする日本の原発停止(一〇年三億円で日本の原発技術者を引き抜く;なぜ中国は原発開発を急ぐのか ほか)
第4章 電力自由化の落とし穴(電力「不」自由化、そして値上げ;バラ色の改革案の実態 ほか)
第5章 原発安楽死シナリオ(原子力嫌いのDNAの裏で;敗戦とオイルショックで得た学び ほか)

著者等紹介

石川和男[イシカワカズオ]
1965年生まれ。1989年東京大学工学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。資源エネルギー庁にて石炭、電力・ガス、再生可能エネルギー、環境アセスメントに、他局にてLPガス保安・高圧ガス保安、産業金融、消費者信用など諸政策分野に従事、2007年退官。2008年内閣官房企画官、内閣府規制改革会議専門委員、2010年内閣府行政刷新会議ワーキンググループ委員を歴任。現在は政策研究大学院大学客員教授、NPO法人社会保障経済研究所代表、霞が関政策総研主宰などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烟々羅

17
稼働を停止しても安全にならない、むしろ危険が増す原子力発電所を停めてること自体がアホだと私は三年思っているし、昨春みつけたこの本も同内容と思っていた。単純にアホだからやめろといわず、軍事的な国防や経済戦争のハナシを混ぜるから筆者は世間の説得に失敗してると理解した。 ソーラー推進政策が無意味な浪費であることと、中国企業が乗じて儲けていることには関係がない。人が引き抜かれて技術が衰退するのは困ること、引き抜くのが中韓の同業でなくとも変わらない。陰謀論な脳味噌と疑われ、中国好きなひとを敵に回すだけなので省くべき2014/03/31

T

3
結局はこの人も羊の皮をかぶった推進派だ。原発は停止させてても稼動させてても危険性はそれほど変わらないから利用したほうがいい。ということらしい。しかし、内容紹介で期待したのにポジショントークに思えてとても残念。 P175 全原発停止となると、何兆円もの莫大な国富が海外に消えていき続け、加えて今後のエネルギー供給もまったくみえなくなります。「あーどうしよ、あーどうしよ」とやっている今の日本は、私に言わせればまさに「茹でガエル」状態です。2015/10/13

U4

2
2011年の東日本大震災に伴い、爆発を起こした福島第一原発。その事故によって、国民の原発への不信感は著しく増大し、一時期停止した原発を動かす方針を政府が定めた時には、全国各地で再稼働反対運動が続いた。斯く言う私も、出身は静岡県の浜岡で、原発は安全だ安全だと教えられてきたのだから、まさかあのようなことになるとは思わなかった。しかし、よく考えてみると、必ずしも原発を再稼働させないことはいいことではない。むしろ再稼働させなければ日本は危ない。この本はその事について真剣に語っている。原発はやはり必要なのだろうか。2014/11/10

BATTARIA

1
実に残念な内容。 理屈としてはごもっともで、動かせる原発を再稼働させることが正しいことを確信できた。 だが一番の問題は、多くの国民に正しい理屈が通用しないということであり、正しい理屈に耳を傾けない国民を動かすだけのパワーが、全く感じられなかった。 それと、放射性廃棄物や使用済核燃料が無害になるまでに要する天文学的時間をどう縮めるかという、原発について何よりも大切な課題に全く言及されていないのにはガッカリ。2015/01/30

saru

1
2015/01/17

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