出版社内容情報
究極のエンターテインメント「ヴァーチャル・デス」。開発の裏に隠された「デスダイバー」なる存在の秘密とは。興奮と緊迫のサスペンス。
【著者紹介】
作家
内容説明
バーチャル・リアリティが日常の娯楽として定着しつつある中、究極のアミューズメントとして期待のかかるVD(バーチャル・デス)。その開発に世界で最初に成功した日本の会社が原因不明の爆発を起こし、VDの関係者ほぼ全員が死亡した。事故か、破壊工作か?事故調査委員会から協力を要請されたUAI(未確認事象捜査官)藤森捷子が見たのは、常識では考えられない異様な爆発現場だった。調査を進めるうち、VD開発の裏で隠され続けてきた暗部が次々に明らかになっていく。もはやアミューズメントの域を超え、人類の「在りかた」そのものを変えようとしているVDの真の機能とは何なのか。
著者等紹介
両角長彦[モロズミタケヒコ]
1960年、埼玉県生まれ。2009年、『ラガド 煉獄の教室』で、第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家としてデビュー。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
65
バーチャル・デスとして死を商売にするという設定はよかった。2014/03/13
nyanco
40
両角さん、3作目。バーチャルリアリティがどんどんと進み、ついには「死」を疑似体験する「ヴァーチャル・デス」に行き着いたという近未来が舞台。良識人なら、ちょっと眉をひそめてしまいそうな設定なのですが、アイディアとして非常に面白いです。世界に先駆けてこのシステムを開発した日本企業が、原因不明の爆発事故。その解明にUAIの藤森捷子が呼ばれる。UAI(未確認事象捜査官)のキャラも設定もまた非常に面白い。2013/05/10
そのぼん
31
バーチャルリアリティーで『死』が体験できるようになった世界でのお話でした。途中まではそれなりに楽しめた気もしましたが、だんだん流し読みになりました。深夜アニメになりそうな設定でした。2015/04/20
らむり
28
Virtual Death(仮想死)という、昨年の角川ホラー大賞の『先導者』とかと似たような発想で、目新しさは薄いけれど、切り口が違うのでそれなりに楽しめました。2013/06/02
Take@磨穿鉄靴
20
短編集で知った両角氏。短編以外は初。モチーフはとても良いと思うのだけど文章として、作品としてグッと引っ張り込む魅力に欠けていた。この素材で別の人が書いたら大化けする感はある。★★★☆☆2025/07/10
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