内容説明
本書は「子どもの可能性」ということについて、体育の授業では何ができるのかを問おうとしたものであり、子どもが奥深いところにしまいこんでいる可能性をひっぱり出していくにはどのような条件や手段が必要かを、追求してみようとしたものである。
目次
第1章 教材の特性と学習の適時性(教材に内在する事実とその解釈;教材の選択と子どもの発達課題;教材の特性と学習の適時性)
第2章 授業の過程と学習の成立(授業における学習指導の過程とその制御;授業にあらわれる子どもの個性・個人差;授業における子どもの内面の課題;授業における子どもの“つまずき”)
第3章 授業における教師の技術・技能(教授技術とは何か;子どもを「見る」力;子どもに働きかける力;授業における教師の言葉;「笛・号令」と授業の画一化;安全性の獲得と教授技術)