あなたへの恋文―夫よ、もう一度その手のぬくもりを 津波に襲われた街で生きる妻から

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あなたへの恋文―夫よ、もう一度その手のぬくもりを 津波に襲われた街で生きる妻から

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569811765
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

妻は3.11の東日本大震災の津波で行方不明になった夫の帰りを幾日も待ち続けた。恋文大賞受賞で注目を集めた著者の感動手記。

【著者紹介】
「すがとよ」酒店経営

内容説明

東日本大震災の津波で行方不明になった夫の帰りを待ち続ける日々。再びその手に触れたくて、一通の手紙をしたためる。奇跡は起きるのか―。第2回恋文大賞受賞者の悔し涙、嬉し涙の感動手記。

目次

第1章 津波―おとうさん、死んじゃったのかな…(三月十一日、午後二時四十六分…;まさか、ここまでは津波もこないだろう ほか)
第2章 被災―助けてあげられなくて、ごめんね(待っていてね、おとうさん;冷たかったよね、恐かったよね ほか)
第3章 恋文―あなたのお帰り、待っています(店は、私の人生そのものでした;見よう見真似で書いた「のし紙」 ほか)
第4章 捜索―もう一度その手に触れたくて(夫を探すつばさが欲しい;この土地のどこかに夫は必ずいる ほか)
第5章 復興―今を生きる(さあ、これからがほんとうの復興;私は、「が」の人? ほか)

著者等紹介

菅原文子[スガワラフミコ]
1949年宮城県気仙沼市生まれ。73年菅原豊和と結婚、菅原家の家業『すがとよ酒店』を手伝いはじめる。2011年3月の東日本大震災の津波により、義父母を失い、夫は行方不明となる。店舗も破壊される。しかし、被災から約1カ月半で、市内の別の地にプレハブを建て、息子たちと営業を再開。行方不明の夫への想いを綴った「あなたへ」が第2回「KYOTO KAKIMOTO恋文大賞」大賞を受賞。12年6月、自宅跡から程近い場所で夫の遺体が発見される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

6
気仙沼で『すがとよ』という酒屋を営んでいるご主人が東日本大震災の時に津波にのまれ、行方不明になった。この本は奥さんの手記である。私が思っていた以上に被災地は過酷な状況だったようだ。心ない言葉をかける方、支える方などさまざまな方が居る。たくさんの試練が降りかかるなか、奥さんは負けずに息子さん達とすがとよを再建する力にこちらが元気をもらった。お酒のラベルの力強い字がすごく素敵。2013/05/04

gontoshi

1
東日本大震災の津波のもようと、その後の 前へ進んで生きて行こうとする状況が伝わって来ます。2019/10/06

0
気仙沼でボランティア作業が終わると港近くのすがとよさんで冷たい甘酒を飲み、すぐ近くの亀の湯さんでお風呂に入るのが日課でした。いつも言葉を交わす奥さんの事情は知りませんでした。3月3日NHKスペシャル「黒い津波」を見るまでは。5月19日に新しいお店に行ってきました。甘酒を飲みお店にあったこの本を買いました。奥さんの筆の一言とサインももらいました。読んでいて涙が滲むのを止めることができませんでした。こういう想いを内に秘めた方だとは全く気がつきませんでした。津波の真実を知るのに最適な本だと思います。2019/06/04

みさ

0
とどまることなき様々に ただひたすらに暮らしゆく 我が道を 2018/11/29

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