出版社内容情報
戦後日本人が意気消沈する中、国に逆らい日章丸をイランに派遣した出光。海賊と呼ばれた男の半生を活写し、その熱き言葉を披瀝する。
【著者紹介】
元日本経済新聞論説主幹
内容説明
英米を欺き、官僚に楯突き、戦後の日本人に希望を与えた男。出光は一途なほど日本という国を愛しながら、国家官僚を徹底して嫌った。戦時中は軍部にも堂々と楯突いた。その行動は奇想天外。つねに人の意表をつき、非常識と罵倒される。だが、時が移ると、世は出光の決断にいつの間にかなびいていた。
目次
第1章 土壇場の勝負師―破天荒な実行力(ベベと呼ばれた少年―体質虚弱で近視;ストの首謀者―本が十分に読めないからこそ、「考えに考えて考え抜いた」 ほか)
第2章 新参者―愚直な突破力(割り込み―実証してこそ、既得権は打ち破れる;常識破り―理屈、肩書きを捨て、体を動かせ ほか)
第3章 飛翔―孤軍奮闘(一人も首にするな―「この戦争で本当の意味で負けたのはアメリカだ」;タンクの底をさらえ―目先の利益に囚われない行動 ほか)
第4章 俯仰天地に愧じず―矢は石をも徹する(めずらしい名の男―イラン人との出会い;機熟す―情報を徹底的に集める ほか)
第5章 経営哲学の具現―人間をつくることが事業(赤い石油―国家的見地に立つ;マンモスタンカーの出現―「造船・日本」を導くパイオニア ほか)
著者等紹介
水木楊[ミズキヨウ]
1937(昭和12)年、中国上海生まれ。本名は市岡揚一郎。自由学園最高学部卒業後、日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長などを経て、取締役論説主幹を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TakaUP48
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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
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