出版社内容情報
大陸、火山、大気、外洋から宇宙まで。本書は、身近な話題を入り口に楽しく地学(地球科学)がわかるようになる一冊。
【著者紹介】
法政大学教授
内容説明
アトランティス伝説の真実、地球が宇宙の中心だった!?火山を愛した郵便局長、お風呂の水を抜くと渦はどっち巻き?…知っていそうで知らない地球と宇宙のはなし。
目次
1 ダイナミックな地球のはなし(アトランティス伝説の真実;世界はもともと一つだった?;アイスランドは地質学的宝庫 ほか)
2 知ると楽しい気象のはなし(お風呂の水を抜くと渦はどっち巻き?;台風はなぜ八月と九月に多い?;夕焼けがきれいなら明日は晴れる? ほか)
3 やっぱりふしぎな宇宙のはなし(地球が宇宙の中心だった!?;ガリレオが望遠鏡で見た宇宙;宇宙の誕生と元素の合成 ほか)
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
法政大学生命科学部環境応用化学科教授。1949年生まれ。栃木県出身。千葉大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院修士課程修了(物理化学・科学教育)。中学・高校の教諭を26年間務めた後、京都工芸繊維大学アドミッションセンター教授を経て2004年から同志社女子大学教授。2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤森かつき(Katsuki Fujimori)
52
中学の時、高校に行ったら地学を勉強するんだ、と、意気込んでいたのだけど、進んだ高校の最初の授業で、この高校では地学をやりません、という衝撃の事実を聞いて酷く落胆したことを思い出した。知っていれば、進学先、考えたのになぁ。その頃に、こんな書籍があったら良かったのに、としみじみ。ダイナミックな地球内部の話から、気象、宇宙。やっぱり楽しいなぁ。春や秋の雨は低気圧が三日か四日おきに通るせいで、いったん週末にかかると何週も週末雨になるとか、面白かった。あとも温暖化は解消して欲しいけど、スノーボールアースは怖すぎる。2019/10/29
きみたけ
42
面白くて眠れなくなるシリーズ。大陸、火山、大気から宇宙まで、身近な話題を入り口に楽しく地球科学がわかるようになる一冊。過去にスノーボールアース(全球凍結)時代があったとの仮説は衝撃的です。当時主流であった天動説から地動説を唱えたコペルニクスの発想力は素晴らしい。物の見方を180度変えるのですから、凄いことです。 ジェット気流のくだりで、戦時下にアメリカ本土に向けて風船爆弾を放流し300個が着弾、アメリカ側の被害は僅少でしたが、山火事、送電線の故障、原子爆弾製造を三日遅らせることに成功したそうです。2021/06/12
桜子
23
「地学」難しい…。だけど、気象のはなしと宇宙のはなしは面白くてページを捲るのが速くなる。1968年3月、インドで直径30㎝の巨大ひょうが降った話には驚きました。50人もの方が亡くなっていて、改めて自然は美しくもあるけど恐ろしさも計り知れないと思いました。後は地球の自転が遅くなっていることの話が面白かった。2014/03/06
MJ
22
「眠れなくなる」ほどではないが、サクサク読めます。幅広い読者を想定し、トピック中心の構成になっているのが良い。しかし、白亜紀の終わりに…など地質時代の知識がないと理解できないような記述もあり、惜しい!2020/11/11
魚京童!
19
編著者が左巻さんって書いてあるけど実際は執筆者の小林さんに丸投げして、あたかも書いたかのように思わせているだけな気がする。どこからどこまで書いたとか書かないからこういうことになるんだと思うんだ。権威って面倒だ。2014/04/29