PHP新書<br> 日本史のなかのキリスト教

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日本史のなかのキリスト教

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569808840
  • NDC分類 198.221
  • Cコード C0214

出版社内容情報

フランシスコ・ザビエルによるキリスト教の伝来は、その後どのような苦難の道を辿るのか。聖者たちにスポットを当て教義と足跡を追う。

内容説明

日本に初めてキリスト教の種をまいた聖フランシスコ・ザビエルやその影響から洗礼を受けたキリシタン大名、日本26殉教者の強い信仰心は驚嘆に値する。命を危険にさらしながら来日、キリシタン禁制、厳格な鎖国のなか懸命に布教を行なう人たちが後を絶たなかった。「有限の苦しみと永遠の幸せ」を信じて、健気に天の神への忠誠を誓う。病人や障がい者に対する厳しい差別があるなかで、信者たちは積極的に弱者に寄り添い、生涯を捧げていった。本書は、日本の歴史を辿りながら、有名な人物から市井の人々にまで広く焦点を当てていく。キリスト教について広く学べる解説書。

目次

第1章 日本史に輝くカトリックの聖者―黎明期(日本に初めてキリスト教の種を蒔いた聖フランシスコ・ザビエル;天の神への忠誠を選んだキリシタン大名たち ほか)
第2章 日本史に輝くカトリックの聖者―発展期(幕末、明治の黎明期に登場したプチジャン司教とド・ロ神父;浦上四番崩れでも屈しなかった高木仙右衛門、そして岩永マキ ほか)
第3章 日本に影響を与えたカトリックの聖者(清貧の中で愛を実践したアッシジの聖フランシスコ;ハンセン病者とともに生きたダミアン神父 ほか)
第4章 日本における殉教の精神(キリスト教は狂信的信者の集まりか;殉教について考える歴史小説 ほか)
第5章 キリスト教について知っておきたいこと(キリスト教の神;キリストの神性(Divinity) ほか)

著者等紹介

長島総一郎[ナガシマソウイチロウ]
1926年、広島県呉市生まれ。経営コンサルタント。1995年、国立ワルシャワ経済大学にて経済学博士号取得。1941年カトリック入信(在世フランシスコ会員)。50年間で約500社を経営指導。35万人の経営幹部、労働組合幹部の教育訓練に従事。海外では、北米、東欧、インド、韓国や中国などで80回以上生産技術指導を行なう。また、アメリカのウエスチング・ハウス、メリーランド大学、ミシガン大学などで『日本の経営』について、二十数回にわたって講演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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リカステ

5
日本史で勉強してきたことがちらほら。さらっと触っただけの出来事がそれなりに詳しく記述されていて面白い。著者もキリスト者なのか、そちら側からの視点が多かった。幕府側からの視点からも知りたい。2015/02/23

インドアな人

1
面白かったです。キリスト教の信仰が強い方々の想いが伝わり、私もクリスチャンとして見習わねばと強く感じました、日々、精進努力ですね、感謝。2025/02/23

森田裕之

1
以前舟越保武の二十六聖人像の彫刻を見、そして今『みんな彗星を見ていた』を読んでいる中で、日本でのキリスト教とキリシタンの歴史を知りたくなって読んだ。それにしてもバテレン追放令からのキリシタンの迫害と殉教の歴史は激烈。同じ人間がどうしたらここまで残虐になれるのか、そしてキリシタン達はなぜそれにも屈せず信仰を貫くことができたのか。この信仰の強さ、深さこそが、時の為政者にとって大きな恐怖だったのだろうし、あの残虐な迫害はその恐怖の裏返しだったのだろう。遠藤周作の『沈黙』も読まなければ。2016/01/25

epitaph3

1
いかに弱者の中にキリストを認識するか。2014/04/29

星菫

0
各時代におけるキリスト教の位置付けの様なものを期待したのだが、そういう要素は少なかった。カソリック偉人伝と、キリスト教入門講座を合わせたような感じだった。「愛の神」であることは伝わってきた。2015/01/16

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