出版社内容情報
ブルーカラー(肉体労働者)ではないがホワイトカラー(頭脳労働者)でもない。いま最も虐げられている人たちの実態をレポートする。
内容説明
感情労働とは、仕事をするなかで、心の負担にポイントを置いた労働のことである。本来、営業職、客室乗務員など顧客相手の仕事を指していたが、今や職種を超えた広がりを見せている。たとえば職場では、パワハラ、成果主義、世代間の仕事観の相違などからくる感情労働的軋轢が深刻化し、怒り、落胆、戸惑い、不信感、虚無感、孤立感、無力感といった感情がいたるところで渦巻いている。若者と中高年における感情労働の特徴は何か?どのような背景が考えられるのか?本書は、これら感情労働に関わる現象を読み解いたものである。
目次
第1章 感情労働をめぐる今日的状況(「感情労働」で悩んでいませんか;仕事には全人格をもって当たれ ほか)
第2章 現代的な感情労働―仕事別考察(教師の場合;営業職の場合;NPOの場合)
第3章 職場と感情労働(職場における感情労働;「新型うつ」の登場 ほか)
第4章 若者と感情労働(「就活」でアイデンティティを確立する;「就活は楽勝」のわな ほか)
第5章 ミドルエイジと感情労働(理解不能な部下;上司の立ち位置 ほか)
著者等紹介
岸本裕紀子[キシモトユキコ]
1953年、東京都生まれ。エッセイスト。慶應義塾大学法学部卒業後、集英社『non‐no』編集部に勤務。その後渡米し、1984~89年までニューヨークに滞在。ニューヨーク大学行政大学院修士課程修了。女性の人生を扱うエッセイの他に、政治・社会評論も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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