なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか

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なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569806808
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「日本の安全保障」と並行して「原爆投下の真実」を追究してきた著者が、通説を覆す問題作を上梓。主権回復60年目に日本国民に問う。

【著者紹介】
ハドソン研究所首席研究員

内容説明

「戦争を早く終わらせるため」は、やはりウソだった―。戦後、日本が「独立」を果たしてから60年。非公式記録の発掘と関係者の新証言をもとに、日本人が目を背けてきた「真実」を明らかにする。

目次

第1章 真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた
第2章 広島・長崎への原爆投下は人体実験だった
第3章 皇居・京都への原爆投下も話し合われた
第4章 日本は軍事的に崩壊していた
第5章 それは日本に対するホロコーストだった
第6章 祈るだけでなく抑止力を持つことが必要である
あとがきに代えて―日本は何をなすべきか

著者等紹介

日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。1959年、NHKに入局。ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に、1992年退職。その後、ハーバード大学タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者を務める。「ワシントンの日高義樹です」(テレビ東京系)でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

39
戦争を早く終わらせる為に日本に原爆を投下した、と米国は言ってきたわけです。しかし、実際の所はどうなのかを、様々な記録や証言をもとに真相に迫っていく一冊でした。日本は敗戦国であるし、また、忘れっぽい国民性なので、それほど何も言ってないですが、結局の所、多くの都市で空襲で一般市民は殺され、そして、原爆でもかなりの虐殺が行われました。そして原爆投下に反対意見もあったようですが、核実験の為に広島や長崎に投下されたフシもこの本を読んでいるとあるようです。原爆投下について新たな視点で見れる内容だったと思います。2018/07/01

AICHAN

38
図書館本。「真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた」「広島・長崎への原爆投下は人体実験だった」「トルーマンは日本が戦争をやめる前に原爆を使いたかった」…等々について、当時の資料などをもとに多少くどく斬っていく。衝撃的な内容だった。トルーマンが日本が降伏する前に原爆を使いたがっていたというのは聞いたことがあるが、それが人体実験のためとは…。しかも、太平洋戦争が始まる前からアメリカがそのことを考えていたとは…。読んでよかった。ただし、この著者は日本も核武装すべきと強調する。その点は残念。2018/07/14

№9

28
アメリカは何を目的に原爆を広島・長崎に落としたのか?アメリカが戦後、「太平洋戦争」という名称を日本人に呼ばさしめるあの戦争の真実が、原爆開発からの経緯を明らかにすることにより語られていく。当時、アメリカ軍の首脳の多くは、日本への原爆投下に反対したという。マッカーサーですら原爆投下決定を知るのは直前、7月末でしかも反対だったらしい。そして話は原爆にとどまらず、日本の都市部と無辜の市民を執拗に焼き尽くしたB29による空襲、そして「アメリカ人」である日系に対する強制収容所の話に及ぶ。知るべきことがまだまだある。2013/10/05

Rubik's

25
★★★★☆2019/07/22

うらじ

7
原爆を投下した航空部隊がならず者集団で婦女暴行の前科がある大佐の下に殺人犯、強盗団、その他凶悪重犯罪が集められたという話にたまげた。「アメリカ陸軍は、爆弾を取り扱う危険な仕事に犯罪者から希望者を選んで仕事を与えていた。こうした風習は、アメリカ海兵隊にも存在していたが、原爆という恐るべき兵器を取り扱ったのが犯罪者であったことは記録すべきだろう」2014/09/05

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