レオン氏郷

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レオン氏郷

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569806501
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

織田信長にその才を見込まれて娘婿となり、豊臣秀吉には文武に秀でた器量を畏れられた蒲生氏郷の、波乱に満ちた生涯を描いた長編小説。

【著者紹介】
作家

内容説明

先の見えすぎた男が背負った重き十字架。信長が惚れこみ、秀吉が畏れた武将・蒲生氏郷の知られざる生涯を描く。

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年、福岡県生まれ。90年に、『血の日本史』でデビュー。2005年、『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

134
図書館本。蒲生氏郷は名前だけの知識でした。本作品の伊達政宗はこれまでの人物像からかけ離れた存在で、確かに普通に考えれば腹黒い奴ですね。氏郷が生きていればどうなっていただろうか?想像以上に面白い作品でした。2014/10/23

ゆみねこ

58
読み応えがありました。会津の鶴ヶ城を築いた武将という程度の知識しかない私ですが、これを読むと秀吉や政宗が嫌いになりそうですね。氏郷のような人物が天下を取っていたら、歴史はどう動いていたのでしょうか。想像すると面白いです。2014/04/05

そら

44
滋賀県出身の戦国大名は、本能寺の変の後、みんな明智光秀側に付いてしまったために後に名が残らなかったという話を聞いたことがあります。この時蒲生氏郷は、のこされた信長の家族をかくまい、光秀に対抗する道を選んだことは幸運でしたね。こういったターニングポイントだらけの人生が戦国時代の魅力ですよね!特に派手な事をやらかさなかった地味な武将と思ってましたが、信長と秀吉に重宝された重要人物だったんですね。勉強になりました!死因については思わず検索しちゃいました。フィクションと思っておきます(笑)。2019/09/09

鬼山とんぼ

31
安部作品45冊目読了。これは傑作と呼んでもよい。氏郷は事跡も含め知名度は今一つだが、戦国期の真っただ中を疾走した、国際情勢に明るく文武両道、義理人情、いずれにも篤い英傑。その生涯を発掘、提示した。書かれたのは直木賞受賞の『等伯』と同時期、内容も遜色ない。天正少年使節の前に訪欧団を送ったとか伊達政宗に毒を盛られたとか一般に知られぬ事実も盛り込まれ、脚色もあるのだろうが悪辣な秀吉や政宗と信義に厚い家康の対比は見事で、その後『家康』に結集される。戦国の闘争を経済、技術の側面から腑分けする安部氏の手腕には脱帽。2022/06/20

Kaz

28
戦国時代は私のみるところ、日本が一番沸騰していた時代。そんな時代には武士はもちろん、商人であってもスケールの大きい人物が排出される。これまで出会ってきた物語の中で名前は知っていても、その生涯をトレースしたことがなかった人物の一人が、この蒲生氏郷。改めて物語で出会った彼はまささしく、快活明朗、颯爽とした武者ぶりのイメージに違わぬ人物として描かれていた。惜しむらくは、その生涯があまりに短かった。歴史に「if」を唱えたくはないが、彼が今少し長命であれば、関ヶ原の合戦も起こらなかったのではと思わずではいられない。2018/02/15

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