出版社内容情報
会社を良くするのも、悪くするのも「人」である。働きやすく、かつ業績のいい会社になるためのポイントを気鋭の社労士が説く。
【著者紹介】
社会保険労務士事務所エスパシオ代表
内容説明
労務管理の目的は、生産性を高めて会社の業績をアップさせることにある。そのためには、従業員が安心して仕事に集中できる環境を作るという考えでルールを定めなければならない。本書では、就業規則や従業員の健康管理、給与など人事・労務管理の様々なポイントを法的な観点からだけでなく、実務上必要な観点から解説する。効果的なルールを作り、うまく運用している会社の事例満載。
目次
第1章 入社時のトラブルを避ける方法
第2章 信頼関係構築のための「日常的労務管理のルール」
第3章 安心して働ける仕組みを作る
第4章 自社に適した労働時間管理で、生産性を向上させる
第5章 育児・出産関係、介護休業などを理解する
第6章 従業員の退職と解雇
第7章 給与で伝える会社からのメッセージ
第8章 法定帳簿などの整備不良に注意する
第9章 安全衛生・その他の注意点
第10章 CSR的労務管理が、さらに会社を発展させる
著者等紹介
下田直人[シモダナオト]
就業規則コンサルタント・特定社会保険労務士・社会保険労務士事務所エスパシオ代表。全国の商工会議所、業界団体等でのセミナー講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Gatsby
9
近年、教育業界にも労働基準監督署の立ち入り調査があり、働き方や労務管理の在り方が問われるようになってきたので、読んでみた。おそらく、企業では当たり前のように実施されていることも数多く書かれているのだろうが、私にとっては、なるほど、と納得し、すぐにでも実行に移さねばならないと思われる内容が書かれていた。単純に管理するという側面ではなく、ルールに則って運営されていて、働きやすい職場というのが目指すところなのだろうと思う。2013/12/31
ともさち
3
これまでの仕事の復習の意味でさらさらっと読了。再雇用のあたりが法改正前の情報だったけれど、実務に即した要所が抑えられており人事担当者におすすめできそう。2014/10/13
mitsuu2005
1
労務系の本は初めて読んだけど、スラスラ読めてなんとなく人事・労務の基本がわかった気がする。2016/10/15
ronron
0
人事労務管理についての基本と、様々な制度の導入事例等さっと確認したく、手に取りました。ちょっとした労務問題はあちらこちらで聞くので…未然の対策が重要だと実感。今年の労基法改正にも注目です。2015/04/20
ゆとりのなべはる
0
人事側の都合を通すにはどうすればいいか、に主眼が置かれた本。従業員側の都合は二の次。そこを割り切って読めば価値ある一冊。人事目線に偏ってはいるが現場の匂いもちゃんとする。社員が犯罪を犯すかもしれないから有給買い取ってでも早く辞めてもらったほうがいいとか、どんだけ性悪説だよと笑った。2015/01/11