出版社内容情報
1秒のなかに1億の虚構があり、その1億分の1のなかに1億の真実がある。虚構家が日常をシュール&リズミカルに描き変える!
【著者紹介】
作家
内容説明
1秒の中に1億の虚構がありその1億分の1の中に1億の真実がある。アガサ・クリスティー賞受賞作家のアナザーワールド。「ミステリー」「美学」「芭蕉」「ゾンビ」「猫」奥ノ細道を遊歩する虚構家が虚構の中にちりばめた真実とは。
著者等紹介
森晶麿[モリアキマロ]
1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学卒業後、日大大学院博士前期課程を修了。ライターとして漫画脚本などを手がけながら小説の執筆活動を続け、小説『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(早川書房)で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょこら★
6
うわぁ…なんだこれ。正しく虚構、無意味で非生産的で、意味不明。なんか黒猫シリーズの感想でも書いた気がするけど、ほんと馬鹿と天才は紙一重というか…短編二作もとんでもなく頭パーンな内容(語彙が少なくてパーンすぎる表現。笑)2012年4月16日『なりたい』、4月19日『時制さえ』が印象に残った。なりたい、たりないなりたいたりない…ふむ。(?)2012/09/08
いくるみ
2
乙一さんの「小生物語」や森見さんの「美女と竹林」(これは日記では無いけど)など「話数段盛ってますよー!妄想も有りますよー!」みたいな日記を読むのが好きです。虚構日記面白かったです。黒猫シリーズしか読んだことないけど、他の作品も読んでみたくなりました。2013/01/12
こんこん
1
胡乱というほどでもなく、さりとて別に皮肉でもなんでもなく。故に、虚構。2012/07/31
桔梗屋
0
サラリーマンの日常なんて、日記にする価値もないようなしょーもないことばっかりで、書き遺すことも無いのだけれど、例えば、全部嘘っぱちだって明らかに分かるような日記を書くのは、なかなか面白いんじゃないか、と思ったりした…が、それは、本業が小説家で、耽美からユーモアまで自在な作風を披露し、美術や文芸作品に対する豊富な教養をバックボーンにして書くからいいようなものであって、俺なんぞじゃ到底無理やん…と絶望するに至ったよ。日記間に挟まった中編『キスとデス』『カヤノソト』はSFっぽくて、また新しい一面を見ちゃったよ…2016/09/10
ayako
0
確かに虚構。 煩悩まみれすぎ、黒猫のほうが好き2016/02/26