出版社内容情報
観世流女性能楽師、現役最高齢の著者が発見した『風姿花伝』の真髄――生涯を通して向き合い続ける能から学ぶ「幸せ」を生み出す生き方。
【著者紹介】
観世流能楽師
内容説明
87歳、現役最高齢女性能楽師が教える「人生の神髄」。
目次
風(「そもそも、芸能とは、諸人の心を和げて、上下の感をなさん事、寿福増長の基、遐齢・延年の法なるべし。極め極めては、諸道悉く、寿福延長ならん」となり。殊さら、この芸、位を極めて、佳名を残す事、これ、天下の許されなり。これ、寿福増長なり。;その風を得て、心より心に伝わる花なれば、風姿花伝と名附く。 ほか)
姿(さのみ、よき、あしきとは教えるべからず。;物数を尽し、工夫を極めて後、花の失せぬ所をば知るべし。 ほか)
花(何と見るも花やかなる為手、これ、幽玄なり。;能の本を書く事、この道の命なり。極めたる才学の力なけれども、ただ、巧みによりて、よき能になるものなり。 ほか)
伝(ただ、返す返す、初心を忘るべからず。;神は、舞がかりの風情によろし。 ほか)
著者等紹介
足立禮子[アダチレイコ]
1925年、北海道小樽市生まれ。シテ方観世流能楽師。2004年、重要無形文化財能楽保持者総合認定となる。8歳から謡と仕舞いを始める。津村紀三子師に入門、専心して60年以上を数える。流派を超えた女性だけの会「華の座」を主宰。いま尚現役として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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