出版社内容情報
中田前横浜市長は、横浜市の行政改革をどう成し遂げたのか。また大阪市が目指す効率的な行政とはなにか。その全貌を明らかにする!
【著者紹介】
前横浜市長、大阪市特別顧問
内容説明
あなたはどちらを選ぶ!?無愛想で有能な政治家か、愛想のいい無能な政治家か。「横浜改革」「橋下維新」の真実を明らかにする。
目次
第1章 改革にはビジネスセンスが必要だ―赤字を減らすための戦略的決断
第2章 日本の将来を見据えた改革を―科学技術立国・日本をつくる創造的決断
第3章 効率的な大都市運営システムを―二重行政を解消する正義の決断
第4章 日本再興の鍵を握る「羽田空港国際化」―現状悪化を阻止した潮目の決断
第5章 改革を断行した横浜市長時代―物事を前に進める迅速な決断
第6章 決断できない者に指導者の資格はない―やらねばならないときの限界超えの決断
第7章 改革者・橋下徹の真実―大阪を変革する勇気の決断
第8章 誇りある日本をつくるために―よりよい国を次代に渡す自立の決断
著者等紹介
中田宏[ナカダヒロシ]
昭和39年(1964年)生まれ。平成元年、青山学院大学経済学部卒業後、松下政経塾入塾。平成5年から衆議院議員3期、平成14年から横浜市長2期を務める。現在、青山学院大学大学院・国際マネジメント研究科、岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学の客員教授、大阪市特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
23
横浜市はごみ捨てのルールが徹底していてすごいと思ったことがあるが、中田氏が市長のときに行ったG30のおかげだとわかった。みなとみらい地区開発、ドリームランドの跡地問題、市営地下鉄、バスの経費削減など、大きな実績をたくさんあげていることがよくわかる。最後に書いていたが、「右手に自由、左手に責任」というフレーズ、すきです。国民も、もらって当たり前の感覚はもう捨てて、国に対して自分が何をできるのか考えるフェーズに入っているのではないだろうか?2014/02/27
おばけりんご
2
元横浜市長の中田宏さんの横浜市長時代を振り返りながら、リーダーについて語っています。改革者と名乗る事はこんなに四方八方から攻撃を受けるものなのかと愕然としました。改革をするのに時間をかけずにするのが一番なのもわかりました。今は大阪市の特別顧問をしているようですが、政令指定都市ではない市か町でもう一度市長や町長をやって欲しいきがします。でもスキャンダルも捏造されるみたいですし、スラップ訴訟も起こされ自腹で弁護士を雇わないといけないなどリスクが多すぎるので難しいでしょうね。これからの日本に必要な人だと思います2012/09/30
どりたま
1
著者の横浜市長時代の業績をもとに今のリーダーのあるべき姿を論じている。著者が言うように市長や知事を経験してから国会議員になるべきだと思った。いきなり国会議員になった人は、党議拘束がかかって決断する機会が減る…。なるほどと思った。著者はいつ、どんな形で表舞台に出てくるかわからないが、今後の活躍にも期待したい。2012/08/22
Masap
0
横浜市長という、貴重なご自身の体験をもとに、なかなか見えにくい、地方自治体の問題、政治の裏側を知るきっかけを頂きました。利害に執着する反体制派の存在、圧力に屈することなく高い志を継続して取り組み実績を残されましたことは、改めて賞賛すべきこと、去り際もお見事でした。政治家の殺し方をいまよんでます。有言実行を貫く、小生には、なかなか真似が出来ないところに魅力を感じました。次作にまたは、政治の世界での活躍に期待します。2013/06/11
うみぼうず
0
◆前横浜市長の著作。◆改革、というか仕事には決断力とスピード感が必要。◆少しずつ変えていく、は結局何も変えられない。変えるなら一気に変える。◆橋下市長の言葉はわかりやすい。わかりやすいので不躾、冷徹に聞こえる。◆首長は毎日決断、判断する日々。何が必要で何が不要か見極めることが大事。◆自分の利益よりも市民の幸福が一番。政治家はそうあるべき。2012/08/09