出版社内容情報
宅急便の生みの親が「働くこと」「仕事」の真髄を語りつくした。「倫理観」「優しさ」「志」……。しっかりと仕事と向き合うための一冊。
【著者紹介】
元ヤマト運輸会長
目次
第1章 経営者は「志」を持て(経営者にはなれても経営はできない;社長はストレスのかたまり ほか)
第2章 人を動かすのは「知恵」より「情」(最後にものをいうのは人柄;現場のリーダーはビジョンを示せ ほか)
第3章 仕事に惚れる(「好きな仕事」と「意に染まない仕事」;「なんでだろう」で仕事がおもしろくなる ほか)
第4章 「いい循環」と「悪い循環」(企業活動はゴールのない循環活動;先のために「生きた金」を使え ほか)
第5章 何が大切かを考える(本音を隠すから話がややこしくなる;既得権が通れば道理が引っ込む ほか)
著者等紹介
小倉昌男[オグラマサオ]
1924年12月13日東京都生まれ。東京大学経済学部卒。’48年大和運輸(現ヤマト運輸)に入社、’71年創業者である父の後を継ぎ社長に就任。’76年商業貨物から撤退し宅急便事業を興す。’87年会長。’91年に取締役相談役に就くが’93年会長に復帰。同年私財24億円を投じヤマト福祉財団を設立、精神・身体障害者の無認可小規模事業所の支援を始める。’95年会長を退き、財団の理事長に専念、以後は無報酬で障害者の支援に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshio
1
ヤマト運輸の小倉会長による語り書き。社長はしんどい損な役回り、官庁と大立ち回りを演じたが元々はケンカ嫌い、と朗らかな語り口。話題は広く浅く、表題はその中のひとつ。100%好きな仕事なんて世の中にないんだから疑問=興味関心を持とうよ、という趣旨。 取扱い数が増えれば一エリア当たり運転手の配置が増え、ビル探しのロスが減り楽になる、接客もよくなる、と会社も運転手も顧客とも〇、とモチベートしていった話、荷物には何かしら善意が込められているはずだからそれを運ぶ仕事にプライドを持とう、という話などもよかった。2020/02/20
suzuki s
1
オーディオにて。チャンスは平等出なければいけないが、結果を無理やり平等にしようとすると歪みが生じる。リーダーとして、社員として働く心構えが多く記されていた。行政などが既得権益を守るためにいろいろと理由をつけて変わることを拒むが、理由を突き詰めると、自分を守りたいだけだったりする。自分を守るためでなく、本当に大切なことを優先して仕事に取り組まないと良い仕事はできない。2016/10/31
コジターレ
1
読メ登録前に読了。名著。
nizimasu
1
ヤマト運輸の創業者である小倉さんの言葉は、舌鋒鋭いというより、あけすけな文章だ。そこにウソがない。だからこそ、既得権益と戦い、宅配便ビジネスをここまで開拓してきたのだなと思う。信頼できる経営者の言葉は強い2012/07/01
SS
0
小倉さんと稲盛さん、自分から(底辺ですが、、)見ると、王&長島を見るよう。スターのあり方はそれぞれ十人十色(だからスター)。その成長過程は百者百様。2013/10/22
-
- 電子書籍
- 腸と森の「土」を育てる~微生物が健康に…