出版社内容情報
水を飲み過ぎるとどうなる? 爆発を化学する、「温泉」をめぐるウソ・ホントなど、身近な話題を入り口に楽しく化学がわかる一冊。
【著者紹介】
法政大学生命科学部教授
内容説明
ガス爆発が起こる理由、水を飲み過ぎるとどうなる?、怖い生物毒、毒ガスを開発したユダヤ人化学者…。思わずのぞいてみたくなる危ない化学のはなし。
目次
1 スリリングな化学のはなし(ドライアイスを密閉すると危険;爆発とは何だろう?;ガス爆発が起こる理由 ほか)
2 面白くて眠れなくなる化学(毒物の代表―青酸化合物とヒ素;水を飲み過ぎるとどうなる?;「しょう油をがぶ飲みすると死ぬ」は本当? ほか)
3 思わず試したくなる化学(折り紙の銀紙は金属?;カルシウムは何色?;ケーキの銀色の粒の正体は? ほか)
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
法政大学生命科学部環境応用化学科教授。1949年生まれ。栃木県出身。千葉大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院修士課程修了(物理化学・科学教育)。中学・高校の教諭を26年間務めた後、京都工芸繊維大学アドミッションセンター教授を経て2004年から同志社女子大学教授。2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
83
化学はおもしろい。身近な現象にも化学の目で見れば、興味深いものはいくらでも発見できる。ドライアイス、しょう油、コーラ、温泉、缶詰みかん、などなど。今はよくに知られているスライムにも、簡単に作る方法の発見は、それなりの歴史があった。化学のおもしろさに気づくためには、本書のようなアプローチが必要で、もしも学校で習う化学がつまらないのなら、生活やおもしろい実験から切り離された、基礎知識ばかりを暗記させられるからかも。紹介された実験が家庭ですぐ行えるわけではないが、焼そばの色の変化は、ぜひ試したいおいしい実験。2020/09/13
かいゆう
37
数百度の氷って何⁉︎水が0度になって凍るのが氷で、氷は冷たいものだと思ってました。ダイヤモンドで松茸を焼いたり変わり種の実験から、カルメ焼きやぷよぷよ卵などの自由研究本によくあるものまで、実験がいっぱい。1番のヘぇ〜は、昆虫記のファーブルが科学者でもあった事。紹介されているファーブルさんの本の中の、混合物と化合物の違いなど説明がとても分かりやすかった。学生の時は、「コレはこうなる」とだけ覚えていたけれど、「アレってこういう事だったんだ」と勉強になりました。化学は面白いですね!2015/10/21
ヘビメタおやじ
20
知っていたこともあるけれど、分かりやすく面白かったです。特に、アルカリ食品やラジウム、遠赤外線などの疑似科学ネタは、ためになる上に面白いです。もう少しボリュームがあってもうれしいです。2018/06/29
colocolokenta
20
理系の選択は生物化学。物理は全くできなかったので、「面白くて・・・」の物理を読んでみたら、まずまずだったので、化学も読むことにした。内容的には物理の方が良かった。筆者の専門が化学ということがあるのか、難しいし、中盤はかったるい。最後の実験シリーズも、もう少し図や化学式を入れて理解しやすくしたらよかった。読者層を絞りきれずに散漫になってしまったように思える。2013/02/26
もも
19
化学は避けて生きてきたのですが、私たちの生きる地球では化学がいつもどこでもはびこっているため、これから猛勉強して知識をつけていこうと思います。面白くて、もっと考えてワクワクして眠れなくなる❤︎2017/04/25