出版社内容情報
ニコニコ動画で160万再生! トラボルタP・不朽の名曲「ココロ」をノベル化! 舞台では語り尽くせなかった「キセキ」の物語が再起動!
【著者紹介】
演出家
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
17
原曲と解釈が違うが、人間とロボットという一番ボーカロイドに近い生々しさが描かれていた。 リンが主役というより、作った研究所の天本達が主役のように感じた。 時々シュールすぎて、笑えてしまうような台詞やいざこざの恋愛を、ロボットに向けるなど、人間の心と欲がぶつかっている描写を描きたかったのではないだろうか。 最後のレンが、自分の名前を言えずに死んでしまったところが切なく、リンもココロを手に入れたときは、思わず胸がグッと熱くなった。 綺麗に終われているのだが、続編2冊もあるためどうなっていくのか気になる。2022/11/26
ank
6
イラストがかなり嫌いなのですが、初音ミクが描かれていたので買いました。アンドロイドの記憶と心、アニメなどで何度も見た記憶があるテーマですが、そこに人間の恋愛や執着を絡めたところがいただけません。人間に振り回されて傷つけられていくアンドロイドが悲しいし、腹立たしくもありました。ただ砂漠でのプログラムのお祭りは、可愛らしくて大好きです。またお祭りを読みたくなりそうなので、しばらく蔵書にします!2017/02/19
ましろ。
5
原曲とは少し違いますが、この解釈もいいと思います。登場人物のやり取りが面白かったです。人間に近くても、実はプログラムである存在のロボットの切なさ。人間とロボットの境界線はどこで区切られているのかわかりません。話の内容以外で、「未来の世界はロボットに支配されているのかもしれない、、、」と、勝手に想像してました。2014/11/13
くろり - しろくろりちよ
5
現在の二号機(リン)、未来の乙(レン)の並行で語られる。「ココロシステム」人の脳を丸ごとスキャンし、記憶を取り込みその結果、被験者を殺し封印されるに至ったプムグラムを巡って。現実世界で二号機を守ろうとする人、二号機の中に眠るココロを呼び覚まそうとする人、二号機の内世界での攻防。いっぱいの二号機が、宴会したり闘ったりしてるのがちょっと楽しかったり。心とは、なんだろう。それが「ボーカロイド」という媒体を通して語られることに深い意味があるのだろう。2012/11/06
NeiGe
4
成程、これは確かに"ボカロ曲を元にした創作"として1つの形だろう。原曲や表紙のイメージからロボットがココロを手に入れる過程、その喜びと苦悩のストーリーを漠然と想像していたがそうではなくロボットを創り出した側の人間達の心がメイン。文章や構成も読みやすく物語としてはなかなかの好印象。しかしボカロファンとしてリンレン始めその他のボカロ達の登場と活躍を密かに期待していた気持ちは見事裏切られた。リンレンですら他の小説に比べると出番は格段に少なくあくまで孤独な科学者達のお話。元は舞台用と聞いて納得である。2013/09/17
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