出版社内容情報
大地震、大火、辻風、飢饉……。生涯で体験した人の世の無常を説き、日本三大随筆に数えられる名著を解説付きの新訳で読む。
【著者紹介】
作家
内容説明
『方丈記』には、全篇に無常の思想が、通奏低音のように流れている。小品だが、その内容は熱くて重く、美しく多彩である。災害文学、隠遁文学、清貧の文学、風変わりな中世人の貴重な回想録…。さまざまな角度から読める作品である。分かりやすい新薬で読む古典の名著。
目次
『方丈記』訳文・原文・解説(五つの不思議;方丈に暮らす日々;終の栖―日野の方丈)
各論(鴨長明の生涯;災害文学と無常観)
著者等紹介
左方郁子[サカタフミコ]
北九州市出身。奈良女子大学文学部史学科卒、立命館大学大学院で日本史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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青山ネリマ Aoyama Nerima
1
歴史は繰り返されると思うと心構えが必要2013/01/21
シバ
1
わかりやすかった。2013/01/09
ナミ
1
因数分解を解いて、将来、何の役にたつのか?と思った同じ時代に、無常感を習っても理解できないのは当然。 でも、解らないなりに学んでおくことが大切だと気付くのは、 学んでいたからこそ、だな。2012/06/24
末定智弘
1
日本初の災害ルポルタージュ。 1180年に平安京を竜巻が襲う! こんな読み方もできる、この「無常の文学」は奥が深い・・・2012/05/07