命を守る教育―3.11釜石からの教訓

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569803197
  • NDC分類 374.92
  • Cコード C0030

出版社内容情報

3.11の大津波で学校にいた小中学生の避難率が100%だった釜石市。「釜石の奇跡」と呼ばれた行動はどんな教育から生まれたのか。

【著者紹介】
群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻教授、広域首都圏防災研究センター長

内容説明

「想定外」から身を守れ。学校は水没、街は壊滅。しかし小・中学生たちの命は救われた。そのとき何が起こったのか?被災地の中学生の作文掲載。

目次

第1部 釜石の教訓(東日本大震災…その日;かくして始まった防災教育;命を守るための三原則;地域を救った中学生たち;『津波てんでんこ』に込められた意味)
第2部 そのとき、何が起こったのか―釜石東中学校三年生、震災当時の作文
まとめ 人の命を守る防災への回帰―これからの防災のあり方・考え方(「コンクリート」が人を救い、人を犠牲にした;教訓を「風化」させる;個人の役割、行政の役割;学校を拠点としたコミュニティづくりを;「防災」という危機管理の難しさ;命を守る防災への回帰)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さなごん

28
確か防災教育の研修で紹介されていた本。大人じゃなくて子どもを教育したことがこういう結果になったのか!教育ってすごいな2016/02/29

タケ

2
防災はハード面だけでなくソフト面も重要だ。想定外のことが起こるから災害なんだ。2014/08/08

teafool

2
防災について知りたかったため読んだ本。前半は、同じ著者の書かれた「人が死なない防災」と被る部分も多かった。というより前半は被りすぎで、「同じ著者が同時期に書いた本を二つ買うのは失敗だったかなぁ」とも思った。後半は防災教育・防災に強い地域づくりの記述が具体的になってきて、その意味で本書を買ってよかったと感じた。中学生の作文は心にくるものがあり、特に友人・家族、あるいは家が被害にあった生徒の言葉に対し、「この先自分が何ができるのだろうか?」と感じた。2012/12/02

aiueo

2
命を守るための三原則。1:想定にとらわれるな!2:その状況下で最善をつくせ!3:率先避難者たれ!生きていく上での、本当に大切な事。色んな事もそうだよね。自分で考えて判断する。子供が想定にとらわれずに行動した時に大人が邪魔をしないか。想定にとらわれないって事を子供にどう教えるのか。防災ではなく、文化にまで落とし込んで、あたりまえだという所まで根付かせる。色んなヒントが詰まった本。ただ、被害に遭われた方たちの記述を読むと、やはり辛い。2012/08/01

ささみ

1
教育することの大切さを感じた。親を対象とするか、子どもを対象とするか、何を教えるかで都度変わると思うが、適切な対象に適切な教育をすることが未来につながっていくということか。2013/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4637497
  • ご注意事項

最近チェックした商品