出版社内容情報
スウェーデン、フィンランドを抑えて「子どもの幸福度」第1位に輝くオランダ。欧州屈指の低失業率を達成した彼らの知的弾力性の秘密。
【著者紹介】
知識イノベーション研究所代表、多摩大学大学院教授
内容説明
スウェーデン、フィンランドなど北欧諸国を抑えて「子どもの幸福度」1位に輝くオランダ。400年の交流がありながら、日本人はこの小国をあまり意識してこなかった。ところが震災を経て混迷を深めるいま、1000年に及ぶ洪水との死闘を乗り越え、欧州屈指の低失業率で経済的にも安定を続けるオランダが一躍注目されている。自由闊達な対話を認め、問題解決に向け協力し合う関係性豊かな社会。日本人にもっとも欠けている「不確実性に強い知的弾力性」はどこからくるのか?“オランダ的思考”の強さの秘密。
目次
プロローグ 「予測不能な時代」を生き抜くための力とは
第1部 いま、なぜオランダなのか?(「トモダチ」でも「遠い」友人―オランダという映し鏡;災害を乗り越えてきた不屈の歴史―自然災害と経済災害;オランダから見る「内向き日本」―鎖国の真実をよく知る国;小国オランダの知識経済戦略―国民一人ひとりの持続的な豊かさ)
第2部 人のつながりを力に変える(ソーシャルキャピタルとは何か―関係性が資本となる;個人主義と集団主義の矛盾なき両立―オランダ的「場」の思考;いまオランダが抱える問題―自由の代償;混沌を許容する文化―対話し続ける人々)
第3部 オランダ人のイノベーション力(「製造業」と「サービス業」の垣根を越えて―経済格差とグローバル展開;思い込みから解き放たれた経営―シナリオ的アプローチ;会社に縛られない働き方―ネットワークとコミュニケーション;「オランダ的思考」の原点―人間の知を無駄にしない哲学)
エピローグ 「美徳」の資本主義
著者等紹介
紺野登[コンノノボル]
1954年東京生まれ。KIRO(知識イノベーション研究所)代表、多摩大学大学院教授、京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター(NEO)特任教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(経営情報学)。知識産業戦略、リーダーシップ教育、ワークプレイス戦略などの領域で知識経営とデザイン・マネジメントの研究と実践を続ける。2004年から10年までグッドデザイン賞審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
ヒロセ
パッチ
alphalpha1234
tata
-
- 電子書籍
- あたしンち ベスト(2) みかん青春編
-
- 和書
- 日常英語連想辞典