出版社内容情報
「昔の物語」ではなく、私たちの暮らしにしっかり根付いている神様。古事記や日本書紀の現代につながっている話をわかりやすく解説。
【著者紹介】
歴史作家
内容説明
お天道様は見ている―日本人の「悪」の意識とは?生活のなかに息づく日本の神様たち。清めの水や塩の役割、酒屋の守り神、一目ぼれの呪力…。古事記や日本書紀の脈々と現代につながっている話をわかりやすく解説。
目次
第1章 年中行事(安産守護の水天宮と、高天原に最初に現われた神様;流し雛の風習と、「不出来な子」ヒルコの水葬 ほか)
第2章 礼儀作法・生活習慣(結婚の儀式の起源を伝える、最初の夫婦神;髪を整える、櫛に秘められた神秘の力 ほか)
第3章 風俗・文化(武装するアマテラスを飾る、古代のアクセサリー;スサノオの鬚は邪霊を宿したり、森林になったりする ほか)
第4章 宗教・道徳観(神社の御神木は、オノゴロ島の聖なる天の御柱である;神様の飢えから生まれた、食物神とお稲荷さんの初午祭 ほか)
第5章 民俗・風土・環境(豊かな自然と、植物の生命力を褒め称える神名;エコ農法の原点―イザナミが、苦しみ漏らした糞尿と有機肥料 ほか)
著者等紹介
戸部民夫[トベタミオ]
1947年、群馬県生まれ。法政大学卒業。出版社勤務後、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コーデ21
12
最近スタートした神社巡り!お目当ては狛犬ですが、神社の祀り神のことも気になり、手に取った本です。が、ほんの数ページ読むたびに睡魔に襲われ(笑)読了まで時間がかかりました(涙)なにげなく過ごす日常の中に神代の時代(?)から続くしきたりに根付いたものもあるとはビックリ☆ バイバイと手を振る動作にも神の加護を願う意味があったとは!? 日本人の心のありようを探る意味でも、とても興味深く読めました♪2015/12/21
のん818
2
私たちが何気なく口にしている言葉、何気なく取っている行動、そういう些細なものにも、古代神話から脈々と続いている意味がある。2012/03/18
T-hiro
1
現代に残る風習と日本の神話の関連の解説本。古事記とか日本書紀の内容って、学校で教えてるのかな?2015/02/08
080U3
1
古事記、日本書紀の時代から・・・・・つまり神話の時代から、日本は続いてきているんだなあと思う2013/05/13