出版社内容情報
『氷川清話』には、幕末の切れ者・勝海舟の政治学、経済学、人間学など人生の知恵が詰っている。その全文をやさしく解説、現代に蘇らせる。
【著者紹介】
歴史家、作家
内容説明
国内外に難問がひしめいていた幕末。真摯に、したたかに難題を解決していった男がいた。幕末屈指の切れ者・勝海舟の人生哲学を、やさしい解説を加えながら現代に蘇らせる。
目次
第1章 力は貧に勝つ(小普請組の勝家 “まっすぐな心”を持て―行者・喜仙院の教え;青雲を踏みはずす 不羈奔放に生きよ―度重なる試練をも糧にする ほか)
第2章 己れに克ち礼に復る(長崎海軍伝習所の創設「大事は小事の積み重ねで成る」―国防の要を担う;二代目監理・木村喜毅「権威は大いに活用すべし」―すべては伝習生のために ほか)
第3章 直は曲を輔けず(兵庫海軍練習所の閉鎖「人生、陽の当たらぬ日もある」―再び軍艦奉行となって大坂へ;禁門(蛤御門)の変「前向きに可能性を探る」―朝敵となった長州藩の失墜 ほか)
第4章 身を立て道を行なう(戊辰戦争勃発「中途半端は失敗のもと」;慶喜の敵前逃亡「大事には一身を賭す」 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958年、大阪市生まれ。歴史家、作家。奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、現在は大学、企業の講師を務めながら、歴史家・作家として著作活動をおこなっている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会、地方行財政調査会、外交知識普及会、政経懇話会、中小企業大学校などの各講師を務め、テレビ・ラジオ等の番組監修、出演など多方面に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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