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大相撲新世紀〈2005‐2011〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569801797
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

百年に一度というべき大相撲の大変革期に何が起こっているのか? 数々の事件の深層と現代力士たちの奮闘を深い愛情を込めて語る。

【著者紹介】
文芸評論家

内容説明

百年に一度というべき大相撲の大変革期に、いったい何が起こっているのか?朝青龍のヒール人気のすさまじさ。時津風部屋新人力士死亡事件の醜悪さ。大麻問題、八百長問題の本質。当日枡席の醍醐味。そして白鵬、稀勢の里への期待―。幼少の頃から相撲に親しみ、二十一世紀に入ってどっぷりと大相撲にのめり込んでいった著者が、現代力士たちの奮闘を、深い愛情を込めて語る。専門家やジャーナリストがけっして書けなかったことを論じ、メディア報道のデタラメさ加減に苦言も呈する、画期的な大相撲論。

目次

「大相撲」と「プロ野球」が終わりゆくマゾヒスティックな快感
空席と季節感
幕下の幕内以上に味わい深い世界を知る
なぜ時津風部屋事件は起きたのか
大阪府立体育会館で私は二日続けて座布団が飛び交う姿を見た
相撲のおかげ
朝青龍問題について知っておくべきこと
時津風部屋問題について
白露山と露鵬のこと
六本木に向かうグルジアの力士とロシアの力士〔ほか〕

著者等紹介

坪内祐三[ツボウチユウゾウ]
1958年(昭和33年)東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了。月刊誌『東京人』の編集者を経て文芸評論家に。『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)で第17回講談社エッセイ賞受賞。文芸誌『en‐taxi』の編集同人を創刊以来務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

憲法記念日そっくりおじさん・寺9条

20
スポーツに関心の乏しい私。著者が坪内祐三で無ければ手に取らなかっただろう。各誌で大相撲に言及した原稿を集めたもの。2005〜2011年は大相撲人気低迷期であるが、朝青龍問題、時津風部屋のシゴキ事件、力士の大麻所持、八百長問題と激動期でもあった。時津風部屋事件の真相は坪内さんも言う様に大変グロテスクな内容。親方が気の毒である。しかし飲酒しながら相撲見物する坪内祐三は楽しそうで羨ましい。面白いです。2013/10/04

おかむら

17
坪内祐三さんの相撲観戦エッセイ日記集。ちょうど大相撲人気の低迷期なので当日枡席券があったりする(今もあんのか?)。さらにこの時期起きた色んな不祥事に関しても相撲ファンの立場からマスコミの報道姿勢に怒ってます。場所中、家にいれば昼1時からBS中継で幕下からじっくり観戦(飲みつつ)、外にいたら相撲を写してるテレビがある飲食店(案外ないんだと)を探してそこで観戦(飲みつつ)と、国技館では当日枡席券で1升1人でゆったり観戦(飲みつつ)。なんだかとっても楽しそう。若の里のことを「忍先輩」と呼んでんの、いーわー。2023/08/29

GO-FEET

7
週刊文春の連載などで拝見する限り、衒学的でスノッブな元編集者という感じが個人的にはあまりよい印象のない著者ですが、ちょうど大相撲に一番興味を失っていた時期の話が沢山出て来てなかなか面白く読めました(「相撲日記」はいらんかったんとちゃいますか?)。それにしてもはやく夏場所始まらへんかなぁ……2018/04/20

siomin

3
相撲に急に目覚めた著者による、相撲に関するエッセー集。平日の昼間に酒飲みながら観戦できるのはうらやましい限りですが、そこから紡ぎだされる視点は興味深いところ。八百長問題とかいろいろあったけど、相撲の魅力は、なあなあというかアバウトというか、そういうところにあるのかなあと。 著者は、幕下から十両の取組が面白いといい、期待の力士として挙げているのが旭秀鵬、琴勇輝、高安、魁聖…。だいたい出世してますね。もう一人、隆の山も挙げてますが、早い引退が惜しまれます。 2014/12/02

ao-king

3
大相撲好きだがなかなかTV観戦すらままならない社会人としては、坪内氏のように自由に相撲観戦に割ける時間が取れる方がうらやましい…。自分も八百長を始めとする角界を騒がせた事件について、TVのコメンテーターたちの薄く無知なコメントに腹立たしい思いをしていた人間なので、「良く言ってくれた!」という気分もある。と言っても相撲協会にも問題がまったく無いわけでもない。それらの問題点が解決されたか、と言うと疑問符が付く。野球の凋落と合わせて語っている部分もあるが、大相撲の方が危機的状況なのは間違いない。2013/01/06

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