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あるじは秀吉

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569801261
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

秀吉はほんとうに“人たらし”だったのか!? 加藤清正、蜂須賀小六ら有名武将から、無名の侍まで、家臣の視点で秀吉の真の姿を描く。

【著者紹介】
作家

内容説明

奉行となった藤吉郎に、馬をねだられた「弥助の困惑」、藤吉郎の代わりに、信長に怒鳴られた「喜太郎のとまどい」、いつもは“仏”だが、秀吉に“鬼”と褒められた「茂助の発奮」、秀吉に馬鹿にされ、その顔に付け髭を見た「半左衛門の衝動」、和睦交渉に乗り気だった秀吉の真意を悟った「行長のため息」。秀吉って、ホントに“人たらし”なの?出世しすぎる主人に必死についていった男たちの哀歓。

著者等紹介

岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年岐阜県生まれ。1996年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞、1998年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞を受賞し、作家生活に入る。2004年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、2005年『十楽の夢』が直木賞候補となる。2008年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

67
徳川秀忠の命で、お伽衆の山名禅行が豊臣秀吉について語るという形式。信長にお小人として仕え始めた頃、侍大将として美濃攻略の足掛かりを探っていた頃、本能寺の変前後など様々な視点からみる秀吉像が面白かったです。2021/11/19

Die-Go

43
図書館本。家臣から見た豊臣秀吉の姿を物語る。秀吉が成り上がっていく中で生じる秀吉と家臣の成長、絆、齟齬が時代を追って描かれていて、興味深い。徳川家康、織田信長版もあるようなので読んでみたい。★★★★☆2024/11/14

金吾

32
秀吉の部下の視点からの秀吉はなかなか興味深いものがありましたが、ややまとまりがないように感じました。無能な山名禅高を語り手にしているので、わざとかなとも思いました。2023/05/26

糜竺(びじく)

22
秀吉に仕えた人達から見た秀吉像を描いた短編集。秀吉が年を取るにつれて気難しくなっていくのがリアル。2024/10/24

maito/まいと

8
「部下に優しい」「明るく陽気」そんな秀吉の性格通説があるけれど、じゃあそんな主君に使えた部下達は、彼のことをどう思っていたんだろう?という視点から描く歴史小説。強引に家臣にされた姉の旦那さんといったマニアック話から、酷薄な指示に付き合った茂助、主君の気分に合わせたおかげで破滅を招きかねた小西といった、あまり著名ではない家臣たちが中心の、秀吉仕えの過酷さが覗えるエピソードが満載。まあ、考えてみれば今も昔も縦社会。秀吉だって無理難題引き受ければ部下にぶん投げる(怒)、そして部下が泣く・・・今も変わらない(涙)2012/04/15

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