出版社内容情報
もう、仕掛けなくして売ることはできない。服、靴、皿、野菜、化粧品……商品集めから売り場作り、接客まで「そこまでやるか!」の連続。
内容説明
お客が「思わず欲しくなる」仕掛けとは?売り場、バイヤー、社長のルポで探る店頭売り上げ世界一の百貨店の秘密。
目次
第1章 時代を読みきる力(捨てる、捜す、が必要な時;シンプルな提案でよかった過去 ほか)
第2章 ストーリーを紡ぐ力(食品売り場もファッション化;不自由さを超える面白さを追求 ほか)
第3章 新しいモノ・コトを切り開く力(挑戦と勉強を怠ると;想定内で終わるつまらなさ ほか)
第4章 仕入構造を見直す改革(本当にものは売れないのか;受け入れられたファストファッション ほか)
第5章 日本を考える(「日本の日用品」を、国内外に;作り手と使い手の距離を縮める ほか)
著者等紹介
川島蓉子[カワシマヨウコ]
1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。1984年、伊藤忠ファッションシステム株式会社入社。ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析している。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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6 - hey
5
もはや百貨店ではなく、50貨店、30貨店とかし、高級店のイメージも崩壊させつつある中、伊勢丹が生き残りをかけて取り組んでいるストーリー戦略について詳しく書かれている。しかし、この戦略が本当にうまくいくか否かはもう少し様子を見てみないとわからない。2012/11/21
高橋直也
2
モノを欲しいと思わなくなってきた時代に、消費者の心を動かし続けることは難しいこと。商品をいかに欲しいと思う形に見せるのかが、うまいですね。サービスも抜群です。2012/08/12
うっかりまー君
2
上司に勧められて読んだ。仕入れて置くだけじゃあたりまえだけど、売れない。いかに魅力的に見せて購買につなげるかが大切2012/08/04
サミー
1
辛口ですが勉強なりました、2016/04/11
Satoru Kobayashi
1
「五月に柏餅」といった、旬やオケージョンの括りでは、「新しい豊かさを提案することはできない」 「メルシー」のブランドに対するこだわりぶりは強烈だった。雑誌や新聞へのプレスリリースひとつとっても徹底してチェックし、一歩も譲らない。2016/03/01