PHP新書<br> 大災害の経済学

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大災害の経済学

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  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569798745
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0233

出版社内容情報

想定外の巨大災害有事における復旧復興の道筋とその際の政策対応はどうあるべきか? 阪神・淡路大震災の事例などをもとに詳説する。

【著者紹介】
同志社大学大学院教授

内容説明

巨大災害有事における復旧復興の道筋とその際の政策対応はどうあるべきか?アメリカにおける9.11同時多発テロ、ハリケーン・カトリーナの連邦政府対応や、著者自身も設立に関わった阪神・淡路大震災における震災復興基金などの事例をもとに、いかに復興をファイナンスできるのかを検証し提言する。大災害のような緊急事態では、平時の常識を超えた異例な対応が必要。被災地住民の自力復興を中心とする民間努力を基本としつつも、地方自治体のみならず政府のコミットメントが不可欠であると説く。

目次

序にかえて―デジャ・ヴュ
災害大国日本
緊急事態法制
日本の政治指導力
震災復興基金
アメリカの政治指導力
国土安全保障省とハリケーン・カトリーナ
阪神・淡路大震災
経済復興の十年
災害復興計画
まぼろしの免税島構想
経済被害と災害復興
東日本大震災からの復興に向けて

著者等紹介

林敏彦[ハヤシトシヒコ]
1943年鹿児島県生まれ。66年京都大学経済学部卒業。68年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了。72年スタンフォード大学経済学にて博士号(Ph.D.)取得。神戸商科大学商経学部助教授、大阪大学経済学部教授、同大学院国際公共政策研究科教授、放送大学教授などを経て、同志社大学大学院総合政策科学研究科教授、大阪大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究統括。専門はミクロ経済学、公共政策、情報経済学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

3
2011年初版。大災害時における当該自治体、県、国による支援のあり方やその役割分担を内外の事例を元に説いた一冊です。ですが、少し難しいかな。2014/06/15

DORA

0
阪神大震災の復旧復興の流れやそれに対する反省が主であった。現代の日本の災害対応と復興に対して、関東大震災の頃やアメリカとの比較が分かりやすかった。個人の資産形成に国の予算が使えない根拠ってどこにあるんだろう。2017/04/11

ねぎとろ

0
災害経済学理論篇なのかと思ったら、阪神・淡路大震災の教訓を淡々と述べた実証的な本であった。復興に寄与したのは民間需要が7割とか、国際比較からみた日本の災害関係法の問題とか、村山首相の意外な評価とか、なかなか興味深い指摘が多い。原発問題ばかりがクローズアップされるが、復興問題はまだまだこれから、本書のような知見が生かされることを期待したい。2012/08/15

ftoku

0
阪神・淡路大震災への復興経緯にも関わった筆者の豊富な経験や分析も踏まえながら、災害復興への道筋を提示した内容。日本政府の災害対応の実情を知ると共に、市民側が果たすべき課題もみえてくる。 2011/10/06

rikoxyma

0
9.11同時多発テロ、ハリケーンカトリーナ、阪神・淡路大震災などの事例をもとにした、復興への提言等。2018/08/27

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