内容説明
「日本は危険な国」という欧米メディアの過剰報道にだまされるな!日本企業の力なくして世界経済は機能しない!大震災が明らかにした大衆国家・日本の真髄。
目次
はじめに―大衆国家・日本の真価が問われている
第1章 だれがなぜ日本を敵視するのか?
第2章 豊かな風土と、貧しい知識人
第3章 大震災でやっと分かった日本経済の底力
第4章 「ガラパゴス化」のどこが悪い?
第5章 新しい文明は辺境に勃興する
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で、建設・住宅・不動産担当アナリストを務める。現在、株式会社ジパング・ホールディングス事業企画部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
4
日本には,欧米のトップのような知的エリートというのが存在しない.そして,それは日本の弱みとして語られることが多い.しかし,知的エリート達がいることで,それらの国は幸せになっただろうか.確かに全体としては伸びているかもしれないが,全員が幸福になるためには,知的エリートは役に立っているとは言いがたい.2012/02/07
T坊主
2
日本人は海外報道の敵意や憎悪を直視すべきだ。日本(大衆国家)以外の欧米、新興国やほとんどの国はエリート独裁国家、彼らは日本の実態が自国民に知られたら自分たちが享受している豊かで特権的な地位を奪われるので、日本を貶めようとしている。氏の話には共感するところが多い。2011/11/19
あおさわ
0
欧米のマスコミの意図には日本への疑問と恐れ。そして嫉妬があると著者は言います。知的エリートの全くいない日本は確かに頼りなく見える。しかし何故か自分たちにはできない経済も文化も長い歴史ももつ国として動いている。地震にも津波にも放射能にも負けない一億数千万人の一般人は本当にすごいです。2012/03/17