内容説明
彼氏にふられて衝動買いに走る、今時の女子大生、感咲ココロ。歩道橋で足を踏み外した時、出会ったのは経営コンサルタントを営む世速アタルだった。アタルの会社にアルバイトとして採用されたココロは、事務所のプリンターを買いに出かけて高額のプリンターを買ってしまう…。
目次
第1章 経済は感情に左右される?(行動経済学って…;人は本当に合理的じゃないの? ほか)
第2章 思い込みはなぜ生まれる?―ヒューリスティク(不確実な事柄を解く鍵;よく覚えていることは、よく生じる? ほか)
第3章 人は得と損のどちらに敏感?―プロスペクト理論(人は変化に敏感!?;「参照点」によって価値が変わる ほか)
第4章 途中で諦められないのは?―サンクコスト(ポジティブ?ネガティブ?;フレームが違うと答が違う ほか)
第5章 将来より現在を重視するのはなぜ?―近視眼性(時間の影響;異時点間の選択 ほか)
著者等紹介
友野典男[トモノノリオ]
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。明治大学短期大学教授を経て、2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授。専攻は行動経済学、ミクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糜竺(びじく)
36
予想していたよりも面白く勉強になり、読みやすかったです。マンガと解説で説明されていましたが、行動経済学を学ぶ最初の一冊として読むのにもいいなと感じました。人間は、完璧に合理的に物事を決められるわけではなく、心が関係してくる為に、的外れの答えを出してしまう事があります。行動経済学は、そういう間違いなどもしてしまう、人間の思考パターンやクセなどを対象とした学問といえるかもしれません。うすうす、自分自身の人生経験でそういうものがあるとは感じていましたが、それが、言語化され理論的に説明されていて面白かったです。2018/09/12
みどるん
4
マンガの結末がアイロニカル。現在の利益しか見えない近視眼性は、行動経済学を勉強しても避けられないという自戒が込められているのだろうか。内容は著者の新書のダイジェストで事例も同じ。2014/11/29
しょうたろう
4
内容は薄かったが、行動経済学に興味が持てた。ビジネスをする上で必要な考えだと思う。2011/12/26
たか
3
5つほどの章に分けられ、それぞれにマンガが10ページほどあってそのあとに文章で解説する構成。明大のゼミが企画、作成した書籍のようだ。行動経済学の入門書としてよく仕上がっている。2013/11/04
Masataka Nagahiro
3
これは要点のみでわかりやすい。学生が書いたと思うとすごいと思う。2011/08/24
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