PHP新書<br> 「古文」で身につく、ほんものの日本語

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PHP新書
「古文」で身につく、ほんものの日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569794921
  • NDC分類 815
  • Cコード C0281

内容説明

「見れる」「食べれる」の“ラ抜き言葉”は何がおかしい?「よろしかったでしょうか?」は“た”が過去形だから変?―私たちが普段、何気なく使っている表現だが、実はこうした疑問点は「古文」を知ることで説明できるのだ。本書は、駿台予備学校のカリスマ古文講師が、「あなたの日本語は何年生レベル?」「古文が分かれば『落語』だってもっと面白い!」「センター試験を国語で斬る!」など、多様な角度から現代語と古文の密接な関係を解説していく。古文を学べば、あなたの言葉はもっと輝く。

目次

第1章 「先生、結局古文って何語ですか?」
第2章 「先生、うさぎっておいしいのー?」
第3章 「過ぎ去りし日々」と「過ぎ去った日々」、あなたはどちらが好きですか?
第4章 「ラ抜き言葉」って何が問題なの?
第5章 日本語「た」の秘密
第6章 あなたの日本語は何年生レベル?(初級編)―テストの準備はいいですか?
第7章 あなたの日本語は何年生レベル?(中級編)―テストの準備はいいですか?
第8章 古文が分かれば「落語」だってもっと面白い!
第9章 2011年、センター試験を国語で斬る!
第10章 英語教育、その前に!―国語教育を考える

著者等紹介

鳥光宏[トリミツヒロシ]
1959年墨田区で生まれ、葛飾区で育つ。国立・琉球大学医学部卒業。法政大学文学部で国語教職免許を取得し卒業。現在、駿台予備学校の人気講師として教壇に立つ。また、琉球放送ラジオの30分番組『鳥光宏の熱血塾』のパーソナリティーを3年半務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

52
何気なく使っている言葉を再考。言葉は絶えず変化していくもの。その流れの中で、今がある。それにしても、古文と結び付けて考えたことがなかった。言われてみれば、その通りですと言わざるを得ない。その上で思ったことは、最近は言葉自体を消費するものという風潮があるのかなと。一つ一つの言葉を大切にし、ゆっくりと考えたい。2023/11/19

zag2

25
読みやすいし、面白く読んだが「ほんものの日本語」なんていうのにこだわらなくても良いのでは、と正直のところ思っている。言葉は変化するもので、どの時代の言葉が正しく「ほんもの」というものでもなかろうと思うのだけれど、とは言え、この本自体は読む価値はあるなあと思います。2024/01/07

べる

23
古文の勉強は日本語の核にある部分を見極める「洞察力」を養い、あなたを輝かせることだと筆者は述べる。日本人はものを言うのに大きな口を開けるのは、決して優雅なことではなかったこと。「奥ゆかしさ」を大切にする文化背景を持った言語で、物事をズバリと言わない美徳から婉曲表現が増えたこと。などから現代語への移り変わりが学べた。『蛍の光』の歌詞ではお別れの言葉が「さようなら」ではなく「幸せであってください」であることを「キラリと光る言葉」と述べる。言葉の法則を見つけ出す楽しさや言葉が持つ意味の深さに驚きを感じる一冊。2019/04/29

かしまさ

13
なんでわざわざ「死んだ言葉」である古文を勉強するんだろうって学生の頃考えたことがありました。英語の勉強だと映画とかを見て「生きた表現」に触れようって先生が言っていたのと真逆じゃないかと。しかし死んだように思える古文が現代日本語の中で細々と生き続けていて、それを理解して使うと表現力で差がつくよ、という本。時代に沿って変化していくのが言語ですが、どう変遷したのかを理解するのは決して無駄じゃないんですね。ら抜きとかバイト敬語とかに違和感を持つ人が多い理由も古文を通して考えると分かりやすかったです。2021/02/15

Ayakankoku

6
音楽の授業の、さくらさくらなどと古典の授業が横断できたら楽しそう。とはいえ、試験に追われてなかなかゆっくり授業では扱えない日々… 2023/11/03

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