内容説明
人類最大の夢とロマン、科学は時間を超越できるのか!?世界中の科学者たちが導き出した驚くべき結論とは…。
目次
1 世界のタイムトラベラー、大検証!(タイムトラベラーは実在する!?;セスナ機と旧式複葉機の時空を超えた接触事故!? ほか)
2 世界のタイムトラベラー・ファイル(マーティ・マクフライ;ジョン・タイター ほか)
3 タイムマシンの可能性を検証(大型加速器LHCを使った実験でタイムマシンが完成!?;タイムトンネルがあるとすればどんなもの? ほか)
4 映画・小説から読み解くタイムパラドックス(親殺しのタイムパラドックスを解決するふたつの考え方;歴史を変えないために、歴史を変える必要がある! ほか)
5 時間とは何か?その正体に迫る!(科学の発展によって「正確な時間」を得た人類;「美人とともに過ごす一時間は数分に思える」 ほか)
著者等紹介
松田卓也[マツダタクヤ]
1943年3月12日生まれ。神戸大学名誉教授・理学博士。大阪市北区天神橋筋出身。独自の切り口で理論を展開する日本の宇宙物理学者。元日本天文学会理事長。現在は神戸大学、同志社大学、甲南大学で教えるかたわら、中之島科学研究所研究員、NPO法人「あいんしゅたいん」の理事も兼任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんたちばな
1
タイムトラベルを扱った創作、タイムトラベルを可能にするための原理、そもそも時間とは何かという哲学的問題、という三つの柱で成り立つ本著。1テーマが短く文も非常に理解しやすく(中高生ならば容易に理解できるのではないでしょうか)、それでいて内容はかなり専門的でした。言うならば、「タイムトラベル学の概論本」といったところでしょうか。物理に興味がある、時間を扱う哲学に興味がある、あるいは単純にタイムトラベルそのものに興味がある、などなど、様々な好みの方に合う面白い一冊です。2015/03/24
熱気ベジ
1
自分のためにあるような本(笑)タイムトラベル理論が詳しく説明されてるし、映画や小説もいくつか紹介されてる。実際にあった?タイムトラベルの話とか小話も入ってるので面白かった。
sibafu
1
タイムトラベル入門本。これを読んで、タイムトラベルの方法には色々あって、理論的にも現実的にも可能なものがあるとわかった。ただ、現実的に可能でも未来にしか行けず過去へは戻れないとか数秒未来へ行くとかでけっこうショボい。 コールドスリープ(人体冷凍保存)も未来への一方通行のタイムトラベルと言える。現時点で人間冷凍は可能だけど生きたまま解凍する技術はまだないらしい。 この本の次に読み始めたハインラインの『夏の扉』が、ちょうど主人公がコールドスリープで1970年代から2000年に行こうとする話だった。2012/06/30
りんかい
0
入門書として面白い読み物だった。2013/06/08