PHP新書<br> 「肩の荷」をおろして生きる

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PHP新書
「肩の荷」をおろして生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569791302
  • NDC分類 304
  • Cコード C0230

出版社内容情報

「肩の荷」をおろして生きるための新・幸福論。

日本人はなぜ不幸せそうなのか。豊かさの中で、何を背負わされているのか。教育、家族、宗教問題を軸に、ポスト新自由主義の生き方を探る。

なぜ日本人は幸福になれないのか。世界有数の豊かさを享受しながら、いつも不機嫌で疲れきった顔をしている人びと。他人の視線ばかりを気にする若者たち。効率ばかりを求める大人たち。誰もが目に見えぬ重圧に、生きづらさを感じている──。本書では、現代人が背負う「肩の荷」の正体を心理学、宗教学、文化人類学の見地を交えて読み解く。著者は、一九八六年にスリランカへ赴き、民俗仏教「悪魔祓い」と仏教思想に基づく農村開発運動を研究。また、近年では、チベット仏教の指導者、ダライ・ラマとの交流などで話題を呼んだ。それらの体験をふまえて、本書では、「若者たちが自立できない理由」をはじめ、「新自由主義がもたらした害悪」「支えあい社会の復権」などについて、やさしい語り口で論じていく。「肩の荷」とは、いったい何を、誰によって背負わされているのか。どうすればおろせるのか。人生の「孤独」と「癒し」の意味を問い直した思想的メッセージの書。

●序 なぜ「肩の荷」をおろせないのか 
●第一章 「自分」という重荷 
●第二章 「豊かさ」という重荷 
●第三章 「親子」という重荷 
●第四章 「恋愛」という重荷 
●第五章 「成熟」という重荷 
●終章 「肩の荷」をおろす生き方 
●あとがき  

内容説明

なぜ日本人は幸福になれないのか。世界有数の豊かさを享受しながら、いつも不機嫌で疲れきった顔をしている人びと。他人の視線ばかりを気にする若者たち。効率ばかりを求める大人たち。誰もが目に見えぬ重圧に、生きづらさを感じている―。本書では、現代人が背負う「肩の荷」の正体を心理学、宗教学、文化人類学の見地を交えながら読み解く。「肩の荷」とは、いったい何を、誰によって背負わされているのか。どうすればおろせるのか。人生の「孤独」と「癒し」の意味を問い直した思想的メッセージの書。

目次

序 なぜ「肩の荷」をおろせないのか
第1章 「自分」という重荷
第2章 「豊かさ」という重荷
第3章 「親子」という重荷
第4章 「恋愛」という重荷
第5章 「成熟」という重荷
終章 「肩の荷」をおろす生き方

著者等紹介

上田紀行[ウエダノリユキ]
1958年、東京都生まれ。東京大学大学院文化人類学専攻博士課程修了。愛媛大学助教授を経て、東京工業大学大学院准教授(社会理工学研究科・価値システム専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。