内容説明
脳科学者と世界的ジャズ・ピアニストによる知的で過激なフリートーク・セッション。即興力はいかに磨かれうるのか?独創性を育むためには何が大切なのか?山下氏の演奏スタイルはいかにして確立されたのか?「譜面どおりに弾かない」ことは、厳しい現代社会を生き延びるための知恵に通じ、前向きに考えることで脳は最大限の力を発揮する。いくつもの事件、多彩な人物を話題として繰り広げられる筋書きのない即興対談。一貫して主張されるメッセージが、私たちの生き方に大きな示唆を与えてくれる。
目次
第1章 いにかして山下洋輔は生まれたのか(譜面どおりに弾くのは嫌だ!;第二外国語としてのヴァイオリン ほか)
第2章 即興力の磨き方(言葉をたくさん覚えておく;才能を叩き売る覚悟をもて ほか)
第3章 独創性の育て方(フォロアーが独創性を育む;「楽譜なんて見るな」と言えるか ほか)
第4章 音楽は生命力の源泉である(引き出しがカラッポな状態;宮廷で育てられたクラシックの奇跡 ほか)
第5章 人生の本質とは何か(ジャズの道を選んだ理由;脳科学者を選んだとき ほか)
第6章 勇気をもって生きる―即興の知とは何か(能登で感じたクオリア;リスクを取って自由に生きる ほか)
著者等紹介
山下洋輔[ヤマシタヨウスケ]
1942年東京生まれ。麻布高校在学中にジャズ・ピアノを始める。69年山下洋輔トリオを結成、フリーでエネルギッシュな演奏がジャズ界に大きな影響を与える。88年山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開。国内外の一流ジャズ・アーティストをはじめ、和太鼓やオーケストラなど異ジャンルとも意欲的に共演を重ねる。2009年には歴代メンバー総出演の「山下洋輔トリオ結成40周年記念コンサート」を開催
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。ソニー・コンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。理学博士。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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袖崎いたる
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
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