出版社内容情報
くやしい。ボクはくやしい。ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。あきらがあけてあげるから!
どんなものでもあけられるって、なんだか楽しい! 夢が広がるヨシタケシンスケのユーモア絵本。
内容説明
おおきくなったらボクはなんでもあけられるようになるんだ!じぶんのぶんもみんなのぶんもぜーんぶあけてあげたい。ヨシタケシンスケのユーモア絵本。
著者等紹介
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『あつかったらぬげばいい』(白泉社)で、MOE絵本屋さん大賞第1位、『りんごかもしれない』で、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
339
ヨシタケシンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。ここまで拘る子供はいないような気もしますが、父親との遣り取りも含め、微笑ましい絵本です。各メーカーは、もっと開けやすい商品を開発しませう。あきらは、将来鍵師になったりして(笑) https://newscast.jp/news/21081232021/04/15
旅するランナー
252
カパッ、ピリッ、キャパッ、バリッ、プシッ、クパッ、バリッ、ペリー、ペクッ、ガパッ、コパー、キュポッ、カポッ、クワン、ガバー、いろんなモノを開ける擬音語の連発が楽しいです。そして、あきらくんが何でも開けられるようになったら、逆に危険だ、あきらが あけると あぶないから、って感じていると、なんとも心暖まるオチが待っています、パカッ!2021/06/22
馨
223
絵本。そんなところまで開けるのか!という発想はさすがヨシタケさんならでは。開けてはいけないものもあるのだな。本当考えてみれば、小さい子どもの頃は力がなくて何も開けられなかったのに、いつの間にか色々開けられるようになって、大人になった今では親のほうが力がなくて開けてあげることも多いです。親はどう思ってきたのだろう。2021/04/25
きみたけ
219
先日読んだ「ねぐせのしくみ」と同じく、娘と爆笑しながら読みました😆お菓子の袋を開けるのってコツが要りますよね。大人でもたまに失敗してばらまいたりしますし😅何でも開けれることに憧れるあきらくんとそれを見守るお父さんの気持ちがすごく理解できます☺️2021/09/05
zero1
175
フタやキャップが固くて開かない時。男ならカッコいいところを見せたい!しかし幼いと力が無いので無理な時もある。ハサミ等、道具を使うのは【男の威厳】が保てない。そのバランスをヨシタケ流に表現。父親の存在と想いは分かった。しかしながら今までの作品に比べ【深さ】が足りないように感じる。哲学的な【らしさ】はどこへ行った?これは私の感受性が磨耗したからか?そうは思えない。図書館本だから文句は言わないけど物足りない。イチローが4割打てなかったようにヨシタケにも【ハズレ】はある。そう解釈しよう。2023/01/22