出版社内容情報
ぼくは、地味でさえなくて、クラスメイトからも名前を間違われるほど目立たない存在だ。名前だって横棒一本の「一(はじめ)」で、地味すぎるにもほどがある……。
ある日、民芸品を集めるのが好きなとうさんが、体に怪しげな模様があるサルみたいな石像を拾ってきた。すると、ぼくにだけその石像に宿る「精霊ルー」が見えるようになった! 人間と会話ができる精霊ルーは、まんがを読めとか、パンケーキを持ってこいとか、わがまま放題でほんとうんざりする。とうさんは、ぼくが世界にひとりしかいない精霊人になったと大喜びだ。
その日の夕方、海外出張から帰ってくるはずのかあさんが、途中の駅で倒れて運ばれたと連絡が入った。病院にかけつけると、かあさんは謎の黒い靄に覆われている。でも、黒い靄が見えるのは精霊人であるぼくだけ。かあさんを救うには、精霊の力を借りないといけないのに、ぼくはあの石像を捨ててしまったんだ……。
内容説明
ぼくはものすごく地味な人間だ。地味すぎてクラスの中で、まったく目立たない。顔も性格も、服装も全部地味だし、名前だって、横棒一本の「一」で、地味すぎるにもほどがある…。そんなぼくが、世界にひとりしかいない、「精霊人」になるなんて!
著者等紹介
宮下恵茉[ミヤシタエマ]
『ジジ きみと歩いた』(学研プラス)で、小川未明文学賞大賞、児童文芸新人賞を受賞
十々夜[トトヤ]
富山県生まれ、京都育ち。児童書の装画を中心に、キャラクターデザインやゲームのイラストなど幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うー(今年も遅くなります)
さーちゃん
史
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