出版社内容情報
生物の定義である細胞を持たず、自己増殖もしない。一方で、DNA(RNA)をもち、生物の中心原理であるセントラルドグマを利用して増える。ウイルスとは何者なのか? その姿と増え方などの特徴、病原体として感染症を引き起こすしくみ、注目されつつある生物進化とのかかわりをわかりやすく解説。
[第1章]ウイルスは何者なのか?……ウイルスは生物?/ウイルスは何でできている?/ウイルスと細菌のちがい/ウイルスの種類/ウイルスはどうやって増える?/ウイルスとセントラルドグマ 他 [第2章]ウイルスと感染症……感染症とは/感染症を引き起こすウイルス/どう感染するのか?/ウイルスが病気を引き起こすしくみ/天然痘ウイルスとのたたかい/インフルエンザの大流行/コロナウイルス感染症の大流行 他 [第3章]ウイルスと生物進化……ウイルスはどのように誕生した?/巨大ウイルスの発見/ほ乳類の進化とウイルス/ウイルスが生物を進化させた?
目次
プロローグ 世界に広がった新型コロナウイルス
第1章 ウイルスは何者なのか?(ウイルスは生物?;ウイルスは何でできている?;ウイルスと細菌のちがい ほか)
第2章 ウイルスと感染症(感染症とは?;感染症を引き起こすウイルス;どう感染するのか? ほか)
第3章 ウイルスと生物進化(ウイルスはどのように誕生した?;巨大ウイルスの発見;ほ乳類の進化とウイルス ほか)
著者等紹介
武村政春[タケムラマサハル]
東京理科大学理学部第一部教授。博士(医学)。1969年三重県生まれ。名古屋大学大学院医学研究科修了。名古屋大学助手等を経て現職。専門は巨大ウイルス学、分子生物学。2001年に真核生物の細胞核が大型のDNAウイルスに由来するとの仮説を発表した。また、2015年に東アジア初の巨大ウイルス「トーキョーウイルス」を、2019年に真核生物の起源と関わりがあると思われる巨大ウイルス「メドゥーサウイルス」を発見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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