みちくさパレット<br> ぼくと石の兵士

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みちくさパレット
ぼくと石の兵士

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  • サイズ 46判/ページ数 126p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569789569
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

オーエンにとっての密かな楽しみは、公園の兵士相手に、だれにも話せない胸の内を語ること。兵士といっても生身の人間ではなく、第一次世界大戦の戦死者を悼んで庭園に設置された石の兵士だ。学校の行き帰り、石の兵士の隣に腰かけては、学校での出来事や将来の夢、悩みなどを打ち明けるオーエン。いわば石の兵士はオーエンの唯一の心の拠り所だった。そしてまた、石の兵士に、シリアで戦死した父を重ね見ていたのだ。
ところが、庭園の改修計画が持ち上がり、古い石の兵士は撤去されることになり……。

教室で発言することや友だちと積極的に関わることが苦手なオーエンが、石の兵士を守りたい一心で、勇気を出して立ち向かった――。
困難を乗り越える勇気、苦手なことに向き合う姿が心に響く感動作。

チルドレンズ・ブック賞、ブルーピーター・ブック賞、最終候補作の翻訳版。

内容説明

第一次世界大戦の戦死者を悼んで設置された石の兵士。オーエンにとって唯一話を打ち明けられる、心の拠りどころだったが…。人前で話すことが苦手なオーエンが勇気を出して立ち向かった!

著者等紹介

トンプソン,リサ[トンプソン,リサ] [Thompson,Lisa]
イギリスの児童文学作家。BBCラジオや番組制作会社に勤めたのち作家に。デビュー作『The Goldfish Boy(未邦訳)』で2018年カーネギー賞、ブランフォード・ボウズ賞など複数の賞にノミネートされ注目を集める。『Owen and the Soldier(ぼくと石の兵士)』は、2020年ブルー・ピーター・ブック賞、およびチルドレンズ・ブック賞の最終候補となっている

櫛田理絵[クシダリエ]
滋賀県生まれ。早稲田大学法学部卒業。英語圏の児童文学作品を中心に紹介、翻訳を行っている。訳書に『ぼくとベルさん』(第64回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)などがある。日本国際児童図書評議会(JBBY)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

80
児童書、YA。オーエンはヤングケアラー。2年前に父が亡くなり母はうつ状態。何気なく立ち寄った近所の公園に、朽ちかけた石の兵隊の像があった。授業や人前で話す事が苦手なオーエンだが、石の兵隊にだけは正直な気持ちを話すことができた。ところが、近々公園の改修工事がはじまり石の兵隊が撤去されるらしい。石の兵隊を守りたいと思ったオーエンは、必死に勇気をだす。▽字も大きく、読みやすい物語なので小学生から読めるが、読むのが苦手な中学生にもおすすめ。オーエンが読んだ詩に泣かされた。困った時は、助けを求める勇気が必要。良本

みつばちい

36
ぼくは人前で話すのが苦手。でも公園にある石の兵士の前では将来スタントマンになりたい話だってできる。しかし、兵士の像が老朽化で壊されると聞き、、?父を失い、その悲しみで母まで精神を病みかけている中で、自分の支えである石像を守るために勇気を出すオーエンの姿に胸が熱くなった。2021/07/19

かもめ通信

20
オーエンは学校帰りに人気のない公園のベンチにすわって、 兵士とおしゃべりをする。兵士といっても、石で作られた兵士のことだ。人前で話すことが苦手な少年オーエンは、実はヤングケアラーで、いろんな物を抱え込んでいるのだけれど、周囲はそのことにほとんど気がついていないよう。けれども撤去が決まった兵士の像をなんとか護りたいと勇気をだして行動しはじめた少年の周囲に少しずつ変化が現れる。思わずほろっとする場面もあるとてもいい話なのだが、兵士が背負うあれこれをいろいろ考えてしまって複雑な気持ちにも。 2022/12/15

Olga

8
学校へ行く途中に、第一次大戦で戦死した町の兵士を追悼する公園がある。古いので誰も来ないのをいいことに、オーエンは毎日立ち寄って、公園にある石でできた兵士の像に話しかけるようになった。2年前から会っていないお父さん。無気力でほとんど何もしないお母さん。オーエンの家庭にはなにやら問題がありそうだが、一人称で語られていることもあって、オーエンが話したくないようなことは読者に教えてくれない。しかし、あることをきっかけにオーエンは勇気を振り絞り、2年前になにが起きたのか、語ってくれる。2020/12/17

shoko.m

7
オーウェンは、学校へ行く途中にある戦没者記念庭園にある兵士の石像に自分のことを話すのが日課だ。先生に見込まれて図書館の開館式で詩を読むよう言われたのを断るほど、人前で話すのは苦手だが、この石像になら気持ちを話すことができる。それなのに、この石像が壊されることになっていると知り……。物語が進むにつれ、オーウェンが抱えている事情が少しずつ明らかになっていく。そんな中、石の兵士を守ろうとするオーウェンも、徐々に変わっていく。文字は大きめで長くないが、複数の要素がきゅっとつまったよいお話。2021/01/09

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