出版社内容情報
ひよわな青年であった嘉納治五郎は、なぜ柔道に目覚め、オリンピック招致に尽力したのか。嘉納の生き方・考え方をやさしく紹介する。
内容説明
柔道・体育の父、教育者、国際人…。東京へのオリンピック招致に力をつくし、スポーツを通して平和を実現させようとした、嘉納治五郎の生涯を紹介する。小学校高学年・中学生向け。
目次
1 少年・修学時代と柔術―逆らわずして勝つ
2 講道館柔道―精力善用
3 生涯スポーツ―順道制勝
4 留学生の受け入れ―自他共栄
5 オリンピックへの参加―力むれば必ず達す(「力必達」)
6 関東大震災―「修己治人」
7 東京オリンピックの開催―おのれをつくして成るを待つ
おわりに―日本のスポーツを世界に広める
著者等紹介
真田久[サナダヒサシ]
1955年東京都生まれ。筑波大学体育系教授。博士(人間科学)。オリンピックに関する歴史研究、嘉納治五郎の思想と行動に関する研究を進める。日本政府によるスポーツ・フォー・トゥモロー事業の一つとして筑波大学に設置された「つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)」アカデミー長として、留学生を受け入れ、次代の国際スポーツ界を担う人材育成を行う。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与、同組織委員会文化・教育委員会委員、日本オリンピック・アカデミー副会長、日本スポーツ人類学会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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