出版社内容情報
9歳から丁稚奉公をはじめ、一代で世界的企業を創り上げた松下幸之助。なぜそのようなことができたのか。幸之助の軌跡を紹介する。
内容説明
9歳で火鉢店の小僧になる。父母きょうだいが次々に死去。生涯、病気がち…。数々の逆境を乗り越え、偉業を成し遂げたパナソニック創業者・松下幸之助の一生を描く。小学校高学年から。
目次
はじめに 気くばりの人
第1章 突然の嵐にふかれて
第2章 たたかう人びと
第3章 電気の世界へ
第4章 独立するぞ
第5章 自分は運が強い
第6章 使命の大発見
第7章 戦争が教えてくれたこと
第8章 素直な心になりましょう
おわりに 人間としての成功
著者等紹介
渡邊祐介[ワタナベユウスケ]
1963年、大阪府生まれ。1986年、筑波大学第三学群社会工学類卒業後、株式会社PHP研究所に入社。2003年に国内留学で大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了の後は研究員として活動し、松下幸之助を始めとする日本の名経営者を研究している。PHP理念経営研究センター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りすちゃん
12
伊集院静「琥珀の夢」を読み始め“松下幸之助”の文字に興味を持ち、偶然目にして手に取りました。この本しか読んでいないのでまだ把握しきれていないのですが、この方のことが好きになったし、私がしたい働く心構えをしていて震えました。時代小説を読んだ時と似たような気持ちになるのは、人や社会を思って行動するそのあたたかさと強さに惹かれるからなのでしょうか?自然に涙がほろほろと出てしまった。児童用なので読みやすく噛み砕かれていてすぐに読めます。他の伝記作品も読んでみたいし松下幸之助著作品も読んでみたいと思います。2023/03/10
退院した雨巫女。
12
《私-図書館》うちの社長に、読んでほしい。弱い立場の私たちの話を松下さんに相談したい。今こそ、必要な方だと思う。2019/11/19
まる子
9
松下電器と言えばPanasonic(National)。創業者の松下幸之助はなぜ成功できたのか。小学校しか卒業していない(後に夜間の学校に通うも)、9歳で奉公に行き夜な夜な枕を濡らしていた少年が自転車屋で仕事をして、そこで出会った人との運命か?父母だけではなく、7人いた兄姉を亡くし、自分の息子も幼くして亡くしている。松下電器は「人のために」尽くした企業。そして幸之助自身が強運な人だった。晩年は名誉博士号をいただき、勲章受賞と、彼が「人のため」に生きた証でしょう。PHP研究所も幸之助だったとは。2021/02/13
Hahtan
4
「松下幸之助さんといえばパナソニックの人で、人を活かすのがうまい人」。恥ずかしながらこれぐらいしか知らなかった。図書館で児童書が目に止まり、松下さんの人生がざっくりと分かればよいと思い読了。 子ども向きに分かりやすく書いてあるため読みやすくて良かった。改めてとても魅力的な方ということが分かり、ご自身の著書も読んでみたくなった。また、今の自分の仕事への姿勢を見直し、決意新たに頑張ろうという気持ちになった。2021/12/12
Tomochum
1
4歳と1歳の息子たちを連れて松下幸之助歴史館へ行ったのですが、情報量多すぎて受け取りきれず、図書館でたまたま目に入った小学生向けのこちらの伝記を手に取りました。展示の内容やエピソードがしっかり整理出来た気がします。2022/01/23