傷はそこにある―交差する逆境・横断するケア

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傷はそこにある―交差する逆境・横断するケア

  • 大嶋 栄子【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日本評論社(2024/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535985407
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C3047

出版社内容情報

さまざまな逆境を生き延び、アディクションなどの生きづらさを抱える女性たちが安全でいられる場所をつくる――そのためにはジェンダー格差をはじめとする抑圧の連鎖を見据え、ケアとはなにかを問いなおさねばならない。複数の領域を横断し、ソーシャルワークの枠組みすら越境する実践の軌跡と現在地。

内容説明

ケアは望まれていないのか?過酷な境遇をアディクションと共にどうにか生き延びながらも、「見えない存在」にされてきた女性たちが安全でいられる場所をつくる―“越境”と“横断”のその軌跡と現在地。

目次

プロローグ Homeをつくる―女性たちが安全でいられる場所
1 交差する逆境―愛着・トラウマ・アディクション(安全基地をつくる;逆境を生きる;傷はそこにある―意味づけられない経験と声 ほか)
2 横断するケア―ジェンダーと居場所のポリティクス(居場所をめぐる問い―ジェンダーについて知るところから;愛を期待はしない―ケアとジェンダーの視点から;ねじれる援助希求―ケアの両義性 ほか)
3 塀の中と外はつながるのか―女子刑務所プロジェクト(再犯の意味を問い続ける;「女子依存症回復支援モデル」のスタート;私について、私が知る ほか)
対談 ケアの倫理と公共圏の問い(大嶋栄子×熊谷晋一郎)

著者等紹介

大嶋栄子[オオシマエイコ]
NPO法人リカバリー代表。国立精神・神経医療センター精神保健研究所客員研究員。北星学園大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程満期単位取得退学。博士(社会福祉学)。精神科ソーシャルワーカーを経て、2002年、さまざまな被害体験を背景にもつ女性の支援を行う「それいゆ」を立ち上げる。2004年、NPO法人リカバリーとして認証され、現在3ヵ所の事業所を運営。フェミニスト・ソーシャルワークについて実践と研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

6
女子刑務所プロジェクトに関する言及があるので購読。女性の薬物依存症問題にかかわり、女性たちの居場所を運営し続けてきた著者による、リカバリーというフィールドワークを通じた考察をまとめたもの。女性の依存症や犯罪を行った人を支援する場合の、自分だけのことを考えればいいわけではない(たとえば子どもや家族を優先せざるをえない状況など)ハンディ、「誰かに気遣われている」ことを実感する大事さ、刑務所における処遇の限界(塀の中の処遇と外の現実の生活が断絶してしまっていること)などが勉強になった。2025/02/21

uchiyama

2
「依存症は、依存が苦手な状態のことだと理解すべきです。暴力を受けて育てば、人への信頼が失われ、人に依存できなくなるというのは自然な流れです。人に依存できないなら、消去法でモノに依存するしかないですね。」「薬物依存を含む物質依存は、こうして人への依存のできなさから起きることが少なくないのです。「依存先の少なさ」と「かぎられた依存先への依存度の深さ」はセットです。」なるほど、と思いました。女性受刑者への支援の章は、以前読んだ「反省させると犯罪者になります」のことを思い返したりしました。2025/04/27

Go Extreme

1
女性の依存症: 女性は薬物依存の全体では少数派・進行早く治療機会が限られる 治療格差ー特に母親は治療プログラムの完了困難 ケアの重要性: 女性は家庭内外でケアを担うことが多くコロナ禍で負担増大 支援者ー依存症者のトラウマを理解し対等な関係を築く プログラムと支援方法: 治療プログラムー依存の背景を理解し社会復帰を支援 自己決定ー患者が自ら選択し主体的に支援を受けること重要 課題と展望: 社会的支援の強化ー地域ネットワークやサポート体制の整備 未来への展望ー依存症の理解を深めケアの質向上のため研究と実践2025/02/05

かんな

0
「大丈夫です」と言われたことがあると、静かに通り過ぎる方がスマートだと思ってしまう。2025/04/24

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