出版社内容情報
高校時代に化学が苦手だったのに、今や予備校の化学のカリスマ講師である著者が、化学の基本から勉強法までを伝授する。
内容説明
「化学=ビリ」からスタートした博覧強記の河合塾名物講師が、化学で一番大切なこと&勉強のコツ、教えます。
目次
第1章 なぜ、化学を勉強するの?(勉強は未来への「知の貯金」である;未来のために行動を起こせるのは人間だけ ほか)
第2章 化学のビリから化学の講師へ(高校では化学ではなく物理が好きだった;化学はオトナの学問だった! ほか)
第3章 化学のロマンを味わう(まずは物質を分類してみよう;周期表は物質の世界を旅するための地図 ほか)
第4章 化学の勉強法、教えます(まずは日本語の読解力を鍛えよう;化学式は万国共通の言葉 ほか)
第5章 大宮流・高校化学の攻略レシピ(なぜ、モルで計算をするのか;日常の単位とモルの結びつき ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンキ
116
受験生だった頃化学が大嫌いだったが、浪人生時代に化学の面白さに目覚め、早稲田大学理工学部に入られ、化学の分野でノーベル賞を取ろうと頑張られたが断念して、自分が叶えられなかった夢を次世代の子供たちに託すため、予備校の化学の先生になられた方のお話です。だから、決して、受験テクニック的なお話ではありません。化学って、身の回りのもの全てに何らかの関わりを持っているんだよ~って感じで語りかけて頂いてまして、とても読みやすかったです。だから、生きていくために化学って勉強していかなあかんなぁ~と思いました。2020/11/22
黒とかげ
2
受験勉強の役には立たないだろうけど、たまには学生がこんな本を読むのも悪くないだろうなぁ。勉強するモチベを与えてくれる。2023/08/20
whitecoat1001
2
本書では、まず化学を学ぶ意義を説き、著者が化学を好きになった過程を紹介したうえ、化学に親しむ方法から勉強のコツまで提案している。化学は世に存在しなかった物質を生み出せる唯一の学問であり、時として人の生死にも関わる。そこに化学を学ぶ意義があるのだが、高校の範囲では説明がうまくいかない現象や取っ付きづらい概念も多いため、初めて学ぶ高校生にとってはハードルが多いと思われる。著者がいうように、化学物質や現象に親しみ、イメージをもつことが重要だろう。本文中の例え話にはわかりにくく、疑問符が浮かぶものも多くあった。2022/08/10
Hisashi Tokunaga
2
化学が苦手だったので、思わず手に取る。そして、やはり俺は化学が苦手だったんだ。どうしようもない。この本を読んだら、好きになるとは書いてない。著書は一生懸命に書いてくれるんだけど、読む俺が悪いんだあ~~~っ!2020/10/09