出版社内容情報
共働きの両親のせいで、ぼくは田舎のおばあちゃんの家に預けられることになった。学校は変わるし、塾もないし……そんなのありかよ!
今井 恭子[イマイ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
共働きの両親の都合で、ぼくだけ田舎のおばあちゃんと暮らすことになった。学校が変わるのも不安だし、田舎には塾もなければ、一時間に一本のバスしかないし…。それに、犬を飼ってもらう約束だったのに、おばあちゃんはだめだって。そんなの、ありかよ!
著者等紹介
今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。『歩きだす夏』(学研)で、第12回小川未明文学賞大賞、『こんぴら狗』(くもん出版)で、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第58回日本児童文学者協会賞を受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
37
ぼくのわがまま宣言!。今井恭子先生の著書。両親の仕事の都合で自分だけが祖母の家に引っ越すことになったわがままなぼくのお話。女性の社会進出が進んで、働く母親が増えている日本だから、ぼくのわがまま宣言!に出てくるような事例は今後増えてくるのかもしれませんね。2019/04/05
ミーコ
37
両親が仕事中心で 翔君は不満が一杯。。な所へ父親は海外単身赴任 、母親もバリバリのキャリアウーマンで広告代理店勤務 そして大変な任務に・・・。翔君はお婆ちゃんの田舎に預けられる。転校を余儀なくされ 犬を飼いたいのに ひいばあちゃんには却下され イライラが募ります。でも都会の子供とは違い、田舎の子供たちは身使って遊びます。私の子供時代を思い起こされました? それでも翔君は山に駆け登ったり 逞しくなって行きます。お婆ちゃんとぶつかりながら成長して行く姿が眩しく感じます。来年もここにいる❗翔君 頑張って❣2019/02/16
杏子
14
両親の仕事の都合で、田舎のおばあちゃんと一緒に住むことになった翔。慣れない田舎の生活や、初めての転校で不安だったり、念願の犬を飼ってもらえない不満など、最初はくすぶっていた翔だったが、運動会のリレーの選手に選ばれたことがきっかけで小さいけれどはっきりとした目標ができた…… 翔の気持ちに寄り添って一気に読める。なかなか面白かった。続編があるといいなと思う。一年後、同級生を負かすことができるのか!?ママに比べて影が薄いパパの夢も叶えてあげたいし、やはり家族揃っての生活がよいよね。2018/10/01
timeturner
7
なるほど、翔が最後にわがままを主張する気になったのは、父親や母親がそれぞれに独立した人間としてやりたいことを追及する権利を認めたからなんだな。だからこそ自分自身もやりたいことをやるって宣言できたんだ。こういう成長物語もありだね。2018/09/28
頼ちゃん
4
立派な子どもだね。2019/01/03