出版社内容情報
想像力豊かなオルガは、平然と嘘をつくボルガに最初は腹を立てながらも、次第に惹かれていく。新しい家族、なかまとの交流を紹介する。
内容説明
オルガはこのごろ、なんだか元気がありません。気晴らしにとやってきた海辺で、1ぴきのハンサムなモルモットに出会いました。物語が大好きなオルガに、ドキドキするようなお話をきかせてくれたボリス。2ひきはとてもなかよくなりますが、つぎの日になると、ボリスのようすがすっかりかわっていて…。「むかしむかし、モルモットには長いあしがあったのです…」あいかわらず、オルガは物語を語ります。おちゃめなモルモットが、恋をした!?かくれた名作第2弾。“くまのパディントン”のマイケル・ボンドが描く!クラシカルでコミカルな動物ファンタジー。
著者等紹介
ボンド,マイケル[ボンド,マイケル] [Bond,Michael]
1926年生まれ。47年から作家活動をはじめる。58年にはじめての子どもの本『くまのパディントン』で人気作家となる。おとなの本に、「パンプルムース氏」シリーズがある。2017年没
おおつかのりこ[オオツカノリコ]
福島県で生まれ育つ。やまねこ翻訳クラブ会員
いたやさとし[イタヤサトシ]
1999年、2000年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Incisor
6
前作からすっかりオルガのとりこになり、自分もオルガの仲間の一員になった目線で楽しんだ。思いがけないラストににっこりと本を閉じた。もっともっとオルガの物語を味わいたい。2019/10/02
ぱせり
6
いつもの仲間との日々と、素敵なモルモット仲間との出会いと。仲間たちを相手に、刑事(?)になったり、お姫様(?)になったり、そして何よりも素敵なストーリーテラーとして、大活躍のオルガなのだ。オルガの世界ときたら小さな(居心地の良い)小屋のなかだけなのに、彼女の居場所が、限りなく広い世界に思えてくる。2019/06/25