出版社内容情報
美術館の役割・しくみから作品の展示・保存方法、そこで働く学芸員の仕事まで、美術館の裏側を写真やイラストでわかりやすく紹介。
草薙奈津子[クサナギナツコ]
平塚市美術館館長
目次
1 美術館に行ってみよう!(美術館にはさまざまな種類の美術作品がある;美術館の展覧会に行ってみよう;美術館のことを知ってもっと楽しもう;美術館は美術を専門とする博物館;さまざまな種類がある美術館)
2 美術館の役割を知ろう!(美術館の役割は展覧会を開くだけではない;美術館が行う美術作品の集め方;美術作品をトラブルから守るための工夫;展示の方法とレイアウトのテクニック;所蔵品展と企画展とのちがい;企画展の流れ―準備から開催まで;公立の美術館は市民も活用できる場所;地道な調査・研究がよい展示につながる)
3 美術館で働く人びと(さまざまな人がいて美術館は成り立っている;美術館をより魅力的にする学芸員の仕事;学芸員になるにはいくつかの方法がある;美術作品を梱包、運搬、展示する専門職;未来に残すため美術作品を直す専門家)
著者等紹介
草薙奈津子[クサナギナツコ]
慶應義塾大学文学部卒業。山種美術館学芸部企画・普及課長、学習院大学、慶應義塾大学、東京芸術大学の非常勤講師を経て、2004年から平塚市美術館館長。美術史学会、明治美術学会、フェノロサ学会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コーデ21
15
学習シリーズのためか写真やイラスト満載で分かりやすく、大人にとっても学びの多い一冊でした。美術館運営の舞台裏や学芸員さん達の活動内容(詳細なタイムラインもあり^^)美術品の梱包や運搬に関する仕事や文化財修理技術者の作業などなど多岐にわたる内容で勉強になりました。今後の美術館鑑賞のおり、ついついバックヤードが気になってしまうかも~(o^―^o)2023/03/22
Q*きゅうのすけ
5
三男と図書館に行ったらあったので借りてみました。展覧会の準備から開催まで、美術館にはどんな人が働いているのか、なかなか面白かった。2017/03/07
nerozou666
1
美術館とはどういう施設なのかについて、扱う美術品から美術館に関する仕事まで幅広くかつより詳細に解説されている。PHP研究所が出版している「楽しい調べ学習シリーズ」の「社会教育施設のひみつセット」の1冊(もう2冊は図書館と博物館について)。美術館の入門書としてはもう少し低学年向けで易しい学び絵本などもあるが、ここまで網羅的に紹介されているともはや美術館に関する小さな百科事典といった体だ。同シリーズの本はこれまでに何冊か読んでいるがどれも絵と文による解説が丁寧でわかりやすく大人の初学者にもお勧めです。2020/01/20
Ayumi Yasuda
1
子どもと美術館へ往くようになって、あれ?と思ったとき図書館で借りて読み返します。 子ども用なのでわかりやすい。 水戸の水戸芸術館が日本で2つしかない美術品を持たない美術館であることを知ったのが一番の大きな情報でした。もうひとつは国立新美術館です。2017/07/10
あさひ
0
美術品の運搬に立ち会う仕事をクーリエと呼ぶ。2018/10/08