100年インタビュー<br> 光と影を映す―だからドラマはおもしろい

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100年インタビュー
光と影を映す―だからドラマはおもしろい

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  • サイズ A5判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569785202
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0074

出版社内容情報

事件や殺人などは描かずに、家族や現代社会のありようを、鋭く温かく描く山田太一氏。氏が培ってきたドラマ哲学を紹介する。

【著者紹介】
脚本家

内容説明

映画会社・松竹での助監督時代を経て、木下惠介氏と共にテレビドラマの世界へ。以来、「時代のたましい」を描き続けてきた希代の脚本家が、ドラマ哲学を語る。

目次

第1章 映画人からテレビの世界へ
第2章 メッセージを伝える
第3章 家族を描く
第4章 プライドをもって胸を張れ!
第5章 古きよき日本を見直す
第6章 老いと向き合う
第7章 いま、テレビにできること

著者等紹介

山田太一[ヤマダタイチ]
1934年、東京・浅草生まれ。早稲田大学を卒業後、松竹(大船撮影所)入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。その後、脚本家として独立。『岸辺のアルバム』『早春スケッチブック』『ふぞろいの林檎たち』など数多くの名作テレビドラマを手がける。88年、長編小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞、2014年、エッセイ集『月日の残像』で小林秀雄賞を受賞。15年、朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひなきち

8
山田太一さんの言葉は、私の心の琴線に触れます。そして…魂のこもったセリフが詰まったドラマは、何度も私の感情を揺さぶる。ドキュメンタリーで描けない感情を、ドラマの主人公に反映させる、といいます。だからなのか、自分のことのように思えて、もどかしい気持ちを代弁してくれて、最後には泣きたい気持ちになるのです。こちらのインタビューも、最初の1ページですでに涙目でした。2016/03/13

Sumiyuki

1
グッとくる言葉が多い。さすが脚本家。著者のドラマを観たことがないので、観てみよう。ドキュメンタリーだと当事者に語らせるが、反発を招く場合がある。ドラマだと、他の人物に語らせることで無用な反発を防ぎ、また光の影も表現しやすい。光と影。中間点。老人のストーリー。@無限の可能性があるなんていうのは、まったく嘘ですよね。@人間というのは、やはりたまにはいいことをしたり、たまには嫉妬のために誰かの足を引っ張るような悪いことをしたり、もうびっちりといろんなことがあって、それでまるごと一人の人間なんだとぼくは思います。2018/06/06

えいとうっど

1
極めて個人的なお気に入り度合い:★★★☆☆3点 2013年に放送された『100年インタビュー』は観逃していた。【人は生まれたときからそれぞれ限界を抱えている】、こういう考え方に若い頃とても影響を受けたし、今もそう思って生きている。2018/04/15

Natsuhiko Shimanouchi

1
テレビ番組でのインタビューの書き起こし。山田さんの言葉は文字として読むことでより伝わることがある。「マイナスなことにずいぶん気持ちを育てられている」「幸福も絶望もそのままでいることはない」などなど。「男たちの旅路」も僕に大きな影響を与えたドラマだったんだなと思う。2016/03/22

まさやん80

0
NHKで放送された100年インタビューを元にした山田太一さんのインタビュー集。彼の名作「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」「日本の面影」を書いた背景について語り、そして今現在のテーマである「老いを見つめる」ということについて語る。山田太一さんはテレビの黄金時代を支え、そして今も現役である。彼の変わらぬ姿勢は、時代を超越しているからこそ、その作品は今も古めかしさを微塵も感じさせない。最近は彼の作品がCSやBSで放送されているので、せっせと録画を進めている。老後の楽しみの一つである。2016/04/10

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